そしてまさかの悲鳴再発（汗）
以下、ネタバレします。ご注意を。
「イシターの応戦よ」
「迎撃する」
CIWSまであるのかよ（汗）
シールドじゃなくて劣りばら撒くというその“分かってる”演出に感動（笑） チャフとフレアのチャンポンのような感じだが……イシターからの攻撃方法を知ってたみたいな装備だ。一度、神の審判でも受けたんだろうか？
で、前回から散々言われているように、ドルアーガの塔は対神兵器らしい。
そういや、これバビロン系列の話でしたね（笑）
バビロンで塔っつったら、神への挑戦だわなぁ。最初から攻撃する気満々な辺り、ちょっとアレだと思うけどな（汗）
そしてここでもギャグを突っ込んでくるその意気やよし（笑）
あと、グレミカがジルに「遠い親戚」って言って驚いたよ。そういやニーバと親戚って事は、ジルとも親戚なんだよな（汗） それにしても、ニーバは鉄の宮か……随分近いな。
「本当のニーバは、劣等感の塊なんだ。でも、僕があんなに甘えなかったら、ニーバはもっと気楽に生きていたかもしれない……」
……それに気付く描写、どこだ？（汗）
あったかなぁ（笑） 「運命を壊す」と言った一連の会話で察したのかな？ ジルがそんなに察しが良いとも思えんが……。
ジルに手渡された剣と盾。一期の頃に使っていた物だね。特に剣はギルガメスから貰った物だし、感慨深いものがある。それに、なんか“最終決戦だからこそ初期装備で”ってのは、燃える展開を生むよね。ロボット物なら最初の愛機とかね。
ヒノキの棒＋ナベの蓋とかだったら目も当てられんが。
今のジルだったら、ヒノキの棒でも相当強い気がするけどね（笑） ……それ以前に、ジルのパワーで振り回しても壊れないヒノキの棒を探さなきゃならんが。
「この戦いが終わったら、結婚しねぇか？」
「っ！――やーよ！」
これぞドルアーガ！ だな（笑）
やー、爆笑したよこのシーン（汗）
引っ叩いて「これでチャラ！」って言うのは伝統芸だけど、やっぱ良いね（笑） 特にファティナはサバサバしてるし、凄く似合うんだけど……そんな割り切れるほどでもない。だから涙を堪えて張り手一発と。
ファティナ、良い女になったなぁ。
そしてそこでウトゥまさかのプロポーズ（汗） 一期から気が無いわけじゃ無かったろうし、なんか凄く分かるんだよね今のファティナ見ると。「何となく結婚したくなる」って気持ち（笑） でもスイマセン。
怖い話だとばかり思いました。
それがウトゥクオリティだと思ってました（笑）
どうでも良いが、このファティナの「やーよ！」の言い方が妙にかわいい。
あと、クーパがランチャー振り回して前衛張ってるので笑った。強ぇ、マジで強ぇ（汗）
「思い切りが良いわね。前より強くなった？」
「ふふっ、男に頼ってばかりのあなたとは違いますから！」
お、おぉ……（汗）
そういえば、カーヤって“言う時は言う”キャラだったよね（笑） うーん、《腹黒カーヤ》の二つ名を忘れていた。
ここにきてアーメイ再び。今度は純粋な精神攻撃として利用されている。
アーメイも、中々死ねんな（汗）
やはり、ジルの中での理想の塔頂者と言うとアーメイになるのかもね。先輩で、尊敬できて……護りきれなかったという負い目も大きいかもしれないが、彼女の存在はジルの中ではかなり大きい。
ジルが鬼神の如き強さを見せたのは、アーメイが死んだ後だったし、彼の「ただ一枚の盾として」と言う覚悟も彼女の死がきっかけだったからな。
しかし……ラスボスっぽいマップだ（笑）
「自分を裏切って捨てた女に助けられ、満足か？」
「違う……違う！ カーヤは！！ 何も知らないくせに！！」
そうか、これだったんだ。
なんかいま、ドルアーガ二期に足りない物が分かった気がする。
これまで、“気持ちがこもった戦闘”が全然無かったんだ。
相手してたのは基本的に“命令を受けて動く人形”だったもんね。対闇ギル戦も、ジルには戦う理由が少なすぎた。「ドルアーガ二期が描きたい物が見えない」って言ったけど、本当は「ジルが戦う理由が見えない」だったんだ。
多分、カーヤを取り戻すためだったんだろうが、どこか曖昧だったし。ラスボスは尊敬してる王様で、彼の「百年間生きてみろ！」の方がよっぽど説得力があった。あの戦闘、今一ジルの戦う理由が見えなかったんだよ。
もちろん、作画力不足もあったけどね（汗）
それがどうだい、このジルVSニーバで見せる本気と本気のぶつかり合い。ジルはニーバを止めてバカな事を止めさせたい。ニーバはジルを乗り越えなきゃ何も始まらない。
そして全力全開で描かれる動きまくる戦闘！
そうだよ、コレが見たかったんだよ！
しかし、棒術まで操るか……ニーバ、ホント強いなぁ。
あと、グレミカさんの存在意義が正直分かり無いまま終わってしまいました（汗）
「俺たちは殺しあった。そして、お前が勝ったんだ。ちゃんと背負って、生きてみろ！」
「兄さ――っ！」
なんか、重いよなこの言葉。
ちゃんと背負って生きろかぁ。“英雄になってしまった”ギルガメスとかさ、「俺にだって面子がある」とかさ、ドルアーガの二期って“人間の限界”を描く事多かったよね。邪神を倒した英雄も、百年経てば抜け殻になってしまう。邪神になろうとした男も、結局弟への劣等感から逃れたいだけだった。
そしてこの「ちゃんと背負って生きてみろ」。ニーバからジルへのささやかな復讐であり、期待でありって所かな。ここで一緒に死なれちゃ、ニーバは負けた事にすら意味を見出せなくなるもんね。せいぜい苦しんで強くなってもらわなくちゃ。
だからこそ、ジルも最後まで「兄さん」って言わなかったんじゃないかな。この戦いを単なる兄弟喧嘩じゃなく、邪神VS英雄として終わってやる事がジルの最後の手向けだったんじゃないだろうか。
その割にはヘナロとか扱い軽かったけどね（汗）
それに、ホントに「成長したなぁ」と感じられたのはファティナぐらいだったしなぁ。
しかしまぁ、まさかドルアーガで装甲パージ→超速化を見られるとは（笑）
そういやジルの鎧って、持ち上がらないくらい重いんだっけ。
ドルアーガのような大振り大威力の相手になら、むしろ脱いだ方が有効なのか（笑）
「ひぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ！！」
それで締めんのかよ！（笑）
せ、せっかくちょっと感動していたのに（汗）
最後にギルとカイが出てきたのは良かったね。今回の話で、一番悲しい思いをしていたのはきっとこの二人だったんだろうし。ってか、カイっぽい女の人と歳食った姿のギルが塔頂者に混じってて吹いた（笑） し、しぶといなー。
メルトとクーパは城のお偉いさんになったみたい。詐欺マガイとは言えたった半年であれだけの商売を展開したのはやっぱ才能だからな（笑）
ケルブ隊長とエタナさんはまぁ予定調和としても、ウトゥとファティナには笑ったなぁ。カイの村の人たちの顔もアレだけど、結局その後も二人で塔頂者やってるし。何だかんだでやっぱ仲良いよな（笑）
意外だったのがニーバ復活とチビサキュバス。もしかしたら、ニーバを助けるために魔力使い切ったのかもね。ってかチビサキュバスの可愛さが異常。
そして女王になったのに城抜け出してジルと塔頂者やってるカーヤが良いね。最後のアーメイの槍も「おぉ！」と思ったし……何より一期OPを流すのが良い。
どうしよう、面白かった（笑）
“終わり良ければ全て良しなんだよ！”とは言い続けてきたけど、マジでコレ見ると痛感するなぁ（汗） そりゃまぁ、言いたい事はいっぱいあるよ？ 脚本劣化が凄まじかったし、上でも書いたけどジルの行動に説得力が無かったし、何より作画の質の低下が泣けるほどだったからね。
ただ、シナリオに関しちゃこの最終回で全部説明付くんだよな。
戦闘モノの主人公の役目って、成長とそれに伴う敵の論破にあるってオイラは思うんだ。結局、ジルが論破――つまり言い負かしたい、もっと言えば打ち負かしたい相手って最初からニーバだったと思うんだ。だからこそ、最終回ではあんなに熱い戦闘が繰り広げられた。闇ギル相手にジルが熱くなれないのって、当然と言えば当然だったのかもしれない。
あの回こそ、作画による援護が必要だったんだよ。
もちろん、“どこでニーバの本質に気付いたのか？”と言う重要ポイントが不透明ってのは、かなり痛いと思う。でも、何だかんだで最終回はとても綺麗に終わってるし、「まぁ良いか」と思えるしね（笑）
とは言え、酷い部分はホント酷かった。
脚本の組み立てがチープだなぁと思う回が散見したし、作画も酷かったしね。戦闘アニメで戦闘が面白くないってやっぱ致命的だし（汗）
まぁ大体の原因が予想付いて嫌なんですが……。
詳しくは第二話のオイラの感想を読んでくれ（笑）
二期に亘って続けた作品の割りには、少しボリューム不足かもしれないけど……でもなんだか満足できちゃった最終回でした。
では、コレにてドルアーガの塔2ndの感想を終了いたします！
長文に付き合ってくださった皆様、そして製作スタッフの皆様に感謝と敬意を！
それではまた〜。
