2007/04/19(木) MLB公式戦

▼マリナーズ−ツインズ (セーフコ・フィールド、15:35 日本時間:20日 7:35)
  123456789
ツインズ
マリナーズ

イチロー イチロー 1番センター先発出場 [成績]
打数 得点 安打 打点 四球 三振 打率
4 1 2 0 0 1 .318
打席別結果
打席 状況 投手 結果
第1打席1回裏先頭打者サンタナ(左)遊撃内野安打
第2打席3回裏一死走者なしサンタナ(左)右飛
第3打席6回裏一死走者なしサンタナ(左)空振り三振
第4打席9回裏一死走者なしニシェック(右)左前打(得点1)

城島健司 城島健司 7番キャッチャー先発出場 [成績]
打数 得点 安打 打点 四球 三振 打率
3 0 0 0 0 0 .375
打席別結果
打席 状況 投手 結果
第1打席2回裏二死走者なしサンタナ(左)二飛
第2打席5回裏一死走者なしサンタナ(左)遊ゴロ
第3打席8回裏一死走者なしクレーン(右)投直
ツインズ戦の9回、左前打を放つマリナーズのイチロー=セーフコ・フィールド(共同)

ツインズ戦の9回、左前打を放つマリナーズのイチロー=セーフコ・フィールド(共同)

【投手】
(ツ)サンタナ、クレーン、ニシェック、ネーサン−マウアー
(マ)ワシュバーン、マテオ、シェリル、リーツマ、プッツ−城島

【責任投手】
(勝)サンタナ3勝1敗
(S)ネーサン5S
(敗)ワシュバーン2敗

【本塁打】
(ツ)
(マ)ベタンコート2号ソロ、イバネス1号3ラン

【戦評】
 イチローは「1番・中堅」で先発し、4打数2安打。内容は遊撃内野安打、右飛、三振、左前安打。
 城島は「7番・捕手」で先発し、3打数無安打。内容は二飛、遊ゴロ、投直。チームは5−6で敗れた。

★イチロー、メジャー屈指の左腕と好勝負「ガッツに似ている」

 左腕サンタナと今季初めて対戦したイチローが、興味深いコメントを残した。メジャー屈指の好投手が「ガッツ(巨人・小笠原)に似ている」というのだ。

 サンタナは2000年にメジャー昇格。中継ぎ役からスタートし、02年途中から先発に定着した。そして03年からの4年間では67勝22敗。昨年は満票でサイ・ヤング賞を獲得した。かたや小笠原は控え捕手から出発し、日本のプロ野球を代表する左打者に。投手、野手の枠を超え「出てきた感じや置かれている立場が似ているんじゃないですか」とイチローは説明する。

 さらにイチローのサンタナ評。「バッターによっては見下して投げている。それ以外(の好打者と)は駆け引きをすごく楽しんでいるように見える。全体的に余裕があります」。この日の3打席は粘った末の遊撃内野安打と右翼フェンス手前への大飛球、空振り三振。計19球のやりとりには見応えがあった。

 サンタナは「イチローは対戦していて楽しい。そんな相手はそういない」。屈指のアベレージヒッターと先発左腕の対戦が今後も興味深い。(共同)

ツインズ戦に先発したワシュバーン(右)と話すマリナーズの城島=セーフコ・フィールド(共同)

ツインズ戦に先発したワシュバーン(右)と話すマリナーズの城島=セーフコ・フィールド(共同)

★ため息漏れる城島 今季初の3連敗

 短い会見の最後に思わずため息が漏れた。「スイープ(3連勝)されているようじゃね。キャッチャーが悪いんでしょう」。自嘲(じちょう)気味のコメントと苦笑い。城島の横顔に疲れが浮かぶ。

 ポイントは七回一死満塁の場面。力投を続けていた先発ワシュバーンからマテオに交代直後、カダイアーに逆転二塁打を喫した。「あそこはスライダーしかない」と城島。だが、要求したコースよりわずかに甘く入ったところを痛打され、今季初の3連敗につながってしまった。(共同)