国際原子力機関(IAEA)の定例理事会は4日、次期事務局長を決める選挙を26、27日に行うことを正式に決めた。立候補している日本の天野之弥(ゆきや)ウィーン国際機関代表部大使(61)は4日、理事会で「被爆国・日本の立場から、核の悲劇は繰り返さない」と選挙への決意を述べた。一方、対抗馬のアブドゥル・ミンティ南アフリカIAEA担当大使(69)は「南アは核兵器を所有後に放棄した唯一の国だ」と訴えた。
当選には理事国の3分の2の支持が必要。天野氏が大幅にリードしているとみられる。
毎日新聞 2009年3月5日 19時05分