2月の自殺者2470人 最多東京244人、最少福井8人警察庁は27日、今年2月に国内で自殺した人は男性1766人、女性704人の計2470人だったと発表した。月別統計は関係省庁や自殺防止活動を続ける民間団体が迅速に実態を把握できるよう今年から始めた。1月は2655人だった。 警察庁統計では昨年同期の数は不明で直接比較できないが、特定非営利活動法人(NPO法人)「自殺対策支援センター ライフリンク」は「過去の厚生労働省の人口動態調査などを基にした推計値より多く、増加傾向にある」としている。 警察庁によると、都道府県別では東京が244人で最多。次いで大阪166人、埼玉149人、神奈川143人、北海道120人の順。最も少なかったのは福井で8人。次いで徳島9人、香川10人、石川と鳥取が13人の順だった。 厚労省統計は届け出ベースのため、警察庁より若干少なくなる。ライフリンクの清水康之代表は「例年、決算期を迎える3月は自殺者が激増する。今年は失業、倒産などリスクを抱えた人が確実に増えており、予断を許さない」としている。 【共同通信】
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