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米国で自動車離れ? 高速道からバス、電車へ
このニュースのトピックス:景気
米運輸省は19日、全米の1月の高速道路の交通量が14カ月連続で前月水準を下回ったと発表した。
1月の高速道路の自動車走行距離は、推定2224億4700万マイルで、前年同期比で約70億マイル(3・1%)減少。景気後退が要因で、失業率の高いオハイオ州などで減少が目立った。
また米公共交通機関協会の同日までの発表によると、2008年はバスや電車など公共交通機関の利用回数が、延べで107億回と前年に比べ4・0%増加、過去52年で最高だった。
ガソリン高騰や景気後退が家計を直撃し、節約目的で公共交通機関の利用が増えたという。同協会のミラー理事長は「公共機関を利用すれば、消費者は大幅に節約できる。米国のエネルギー政策に大きく貢献し、環境も改善する」と強調した。(共同)