かれこれ半年経過したオーマイニュース(以下OMN)。現在、3000人以上の記者登録があるそうです。常連といえる記者も多く存在しています。最近は、記事の質も向上し、市民記者らしい様々な視点、いろいろな居住地からの投稿がサイトを賑わせています。
でも、良いことばかりも言っていられません。 OMNは本来、中立的なメディアであったはずです。ところが、常連記者の中には、「とりあえず、お上に逆らっておけ」「既存のものはみんなダメだ」的な支離滅裂なもの、「どっかから金を貰っているのではないの?」「政治団体の活動に利用しているのか?」「それってマイノリティ差別だろ」「サイレントマジョリティを騙って勝手なことばかり書いてるぞ」的な記事やコメントも散見されます。 一例を挙げますと、先日、ある記者のアイロンについての記事が掲載されました。前半はアイロンを使う重要さを訴える良記事でしたが、後半は、持論の反戦活動に強引に結び付ける“荒技”になっていましたので、意見を書かせていただきました(従来から、私は同記者に批判的コメントを発しておりましたが、良記事をお書きになったときには、共感のコメントも残しています)。 ところが、こうしたコメントへの腹いせなのか、私の居住している地域が「乾電池の捨て場所」などという、事実とは全く異なるコメントを返信してきました。 僻地の話なので、事実を知らなくても仕方が無いと思いつつ、訂正をお願いしていたのですが、今度はご自分の別の記事のひと言欄で――要するに私が不在なのにも関らず――同じ発言を繰り返していました。私個人を中傷されるのならば我慢が出来ますが、居住地を無責任な発言で誹謗されたくはありません。 同記者はこれまで多くの記事を投稿しています。その発言はすでに社会的な影響を及ぼす力があるでしょう。私の居住地の農作物への風評被害にでも発展しては、地域に申し訳が立たなくなります。 OMNが世間に認められるメディアになるためには、サイトを訪れた一般読者が誤解するような記事やコメントはそろそろ民主的に取り除かれるべき時期が来たかもしれないと感じます。 執筆記者は、ひと言欄において補足説明などをいち早く加えると、炎上はかなりの確率で防げるように思えます。誤解を生んだまま放置すると、雪ダルマのように批判コメントが増えていきます。もちろん、「おあいにくさま」と放言したり、「自分勝手な勝利宣言」を高らかに叫んだりするのは、もってのほかです。 せっかく市民記者登録をして、自分の記事やコメントが掲載されているサイトですから、信頼あるメディアになって欲しいと思います。「OMNに投稿してるんだって?ヤバイ人だね」、そんなことを言われないようになって欲しいです。なにしろ、こちらは実名で書いていますから。 【関連サイト】 乾電池の捨て場ではない――野村興産イトムカ鉱業所のご案内 立派な資源のリサイクル施設です――野村興産イトムカのおはなし 【「せっかく記者登録しているのだから」シリーズのバックナンバー紹介】 1:編集部がなんとかしてくれるから記事を書こう 2:記者証が有れば記事を書く? 3:初心に戻って、「市民記者倫理綱領」を読もう 4:オピニオンに代わる会員システムの提案 5:叩かれても頑張る編集部員たち 6:他のニュースメディアの市民記者システムってどうなっているのだろう 【編集部注】一部を訂正いたしました(2007/3/27 10:12)
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