岡山放送局

2009年3月27日 20時7分更新

無届け老人施設の県内に1件


群馬県で無届けの有料老人ホームが焼けて10人が死亡した火事を受けて、岡山県が県内の有料老人ホームの状況を調査した結果、無届けの施設が1件あることがわかりました。

今月19日に群馬県渋川市にある「静養ホームたまゆら」が焼けて10人が死亡した火事を受けて、岡山県は、この施設が法律で義務づけられた県への届け出を行っていなかったことから、県内にも無届けの施設がないか調査するよう、今月23日に市町村に通達を出しました。

27日までに市町村の調査の結果がまとまり、それによりますと県内には、無届けの有料老人ホームが1件あるほか、有料老人ホームにあたるかどうか確認できていない施設が19件あるということです。

無届けの有料老人ホームについては、厚生労働省が全国の都道府県に、防火態勢を緊急に点検して来月30日までに報告するよう要請していて、県では来月中に該当する1件の施設に対して立ち入り調査を行うことにしています。

また、有料老人ホームと確認できなかった19件の施設に対しては、28日以降、順次、運営の実態を調べる立ち入り調査を行うことにしています。