▲金 徳謙(きむ・とくけん)さん
(国立大学法人香川大学経済学部准教授(観光学)、
09香川まちめぐり てくてくさぬき企画推進委員)
(国立大学法人香川大学経済学部准教授(観光学)、
09香川まちめぐり てくてくさぬき企画推進委員)
そこで、ひとつ質問です!「風景は目に映るもの?」 答えは「○」です。しかし、それだけでは不十分で、本当の意味の風景や景観を楽しむことはできません。景観を楽しむために、目で見て楽しむための「見分け」と、隠れた意味を見つけて楽しむための「言分け」の方法が用いられます。これらの手法は個別に、あるいは併合して使われます。
本稿では、筆者が住んでいる瀬戸内海に面した香川県の魅力的風景を、風景の見方・考え方に基づき説明していきたいと思います。
最後に、本稿が香川に初めて訪れる方々や何度も訪れている方々に新たな香川の楽しみ方につながることを期待しています。また、他所における景観の楽しみにもつながり、観光地での新たな楽しみ方の一つになることを期待します。