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県や市などに賠償命令 意識不明の中学柔道部事故
(03/27 16:11)


 福島県須賀川市立第1中学校で2003年、1年だった女子生徒(18)が柔道部の練習中に頭を打ち意識不明となった事故で、女子生徒側が県や市、練習相手の男子生徒らに約2億3000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、福島地裁郡山支部であった。見米正裁判長は県や市、男子生徒らに計約1億5000万円の支払いを命じた。

 訴訟で男子生徒側は投げたことは認めた上で「行為とけがに因果関係はない」と主張。市と県は顧問の教諭が不在だった責任を認めたが、女子生徒にも過失があったとし過失相殺を求めていた。

 訴状によると、女子生徒は03年10月、柔道部の練習中に男子生徒に投げ飛ばされ、頭を強打。現在も意識が戻っていない。

 当時の柔道部顧問と副顧問の男性2人は業務上過失傷害の疑いで書類送検されたが、嫌疑不十分で不起訴処分になった。不服として両親が検察審査会に審査を申し立てたが、08年10月に「不起訴相当」と議決された。

 

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