北朝鮮が「人工衛星」打ち上げの構えを見せる中、航空自衛隊浜松基地(浜松市)から特殊車両の通行通知書が岩手県に届いていることが26日、分かった。通行先は陸上自衛隊岩手駐屯地(岩手県滝沢村)で、政府がミサイル迎撃のため配備を検討している地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の関連装置を運ぶとみられる。
県によると、通行目的は教育訓練で通行期間は26日から4月末。大型トラックなど計22台が通行するが、県は搭載物については明らかにしていない。浜松基地からの通行通知書は、陸自秋田駐屯地のある秋田県などにも届いている。