26日、中国・武漢大学で浴衣風の和服を着て桜見物を楽しんでいた地元の母娘が同大の学生ら他の見物客から罵倒された問題で、中国紙は中国在住の日本人コラムニスト、加藤嘉一氏の寄稿を掲載した。

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<続報>中国在住の日本人から見た武漢「和服事件」、世論の多様化に健全さ―中国紙
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2009年3月26日、中国・武漢大学で浴衣風の和服を着て桜見物を楽しんでいた地元の母娘が同大の学生ら他の見物客から罵倒された問題で、中国紙・国際先駆導報は中国在住の日本人コラムニスト、加藤嘉一氏の寄稿を掲載した。

加藤氏は北京大学国際関係学院の元公費留学生。同大の日本人会会長を務めたり本を出版したりするなど、幅広く活躍している。メディアにも頻繁に登場する有名人だ。同氏は今回の「和服事件」について、「似たような反日事件は今後も起こり得るが、中国には健全な世論が形成されつつある。心配ない」と述べた。

「事件」は21日、同大で和服を着て桜の花見を楽しんでいた中国人母娘が学生らから罵詈雑言を浴びせられたというもの。武漢は日中戦争時に旧日本軍に陥落されたという因縁があり、同大の桜もその当時に植えられたものと地元では言われている。実際は1972年の日中国交正常化時に当時の田中角栄首相が贈ったものの一部だが、加藤氏は「多くの中国人が桜を国辱の象徴と考えるのも無理はない」と理解を示した。

今回の事件を通じて、加藤氏は世論の多様化に注目している。中国のポータルサイトが行った調査によれば、「和服に反対」が5割で「賛成」は4割。ネット上では積極的な議論が交わされている。同氏はこうした流れを「世論の健全化が進んでいる」と指摘。今後同様の反日事件が起きても政府やマスコミなどが正しく世論を導けば、心配するようなことはないと強調した。(翻訳・編集/NN)
2009-03-27 11:17:16 配信

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