Tivoli NetViewのインストール
今回はTivoli NetView7.1.5最新版のインストールを行います。
対象OSはAIX5.3です。
以下、5.3で必要な前提条件(ファイルセット)となります。
これらをインストールしてください。
AIX5.3
■bos.loc.iso.en_US
■X11.compat.lib_X11R5
■bos.compat.links
■X11.vfb
以上のファイルのインストールが終了後、ファイルスペース等の空き状況の確認をします。
インストール前に以下の条件を満たす必要があります。
■ /usr/OV 配下に700MB以上の空きスペースがある事
■ /tmp 配下に5MB以上の空きスペースがある事
■ /var 配下に8MB以上の空きスペースがある事
■ 物理メモリーが256MB以上である事
■ ページングスペースがが256MB以上である事
下記画面のように、各コマンドで前提条件を満たしているか確認ができます。
次に、snmpdの設定変更を実施します。AIX5.3ではデフォルトでsnmpdが起動していませんので
コマンドで起動させます。(/usr/sbin/snmpd)
snmpdを起動したら、"ps -eo comm | grep snmpd"コマンドから現在のSNMPバージョンを確認します。
デフォルトではv3であがってきますので、その場合は、"/usr/sbin/snmpv3_ssw
-1"コマンドでsnmpの
バージョンを1にします。
以上が事前準備となります。
これ以降は、実際にNetViewをOSへインストールする作業となります。
まず、NetViewのCDまたは、インストールイメージ(C94MXML.tar)を用意します。
※この環境では、tarを用いてインストールを行っています。CDからの場合は置換えて読んでください。
下記例では、暫定的に/usr/nv というディレクトリを作成し、その配下にC94MXML.tarを展開しています。
展開用のコマンドは"tar -xvf C94MXML.tar"です。
展開が終わったら、ディレクトリを移動します。
コマンドは"cd /usr/nv/BASE_CD/NetView"です。
この際に、一旦言語環境をEn_USに合わせます。
下記画面を参照してexportコマンドを発行します。
そして、同一フォルダ内にある"instalnv"ファイルをオプションをつけて実行します。問いについては、"y"を選択し、インストールを進めます。
すると、使用許諾に同意するかどうかのお決まり画面が表示されますので、"Accept"をクリックします。
必要な前提条件が全てクリアされていれば、下記画面が出てきて、インストールが進んでいきます。
インストール後に、"netvew"とコマンドを入力することでグラフィカルな画面を表示する事が出来ます。