2007年10月02日

パイソンさんへの返答

パイソンさんへの返答

先ずパイソンさんが指摘した問題について答えて行くことにしましょう。

1について、

最初のエントリーでは
>最初のテーマは目の疲れなどに効くと言われる
>ブルーベリーに含まれているアントシアニンという成分についてです。
>アントシアニンとは医学的根拠が全くないものなのか?
>それをこれから徹底的に調査して
>皆さんと論争して行きたいと思うものです。
と書いていたはずです。題名からして「アントシアニンの謎」でしょう。

ブルーベリーに含まれている成分はアントシアニンだけでないことは、その後の議論で明らかです。よって私はアントシアニン以外の成分も目に良い効果を与えていると思っています。 

2について

目に対する作用を視力に限定して話すのか、それ以外にも広げたいのか、それを聞いているんです。そこがはっきりしないと、どこまで議論をすればいいのかわかりませんから。少なくとも視力に関しては、今のところ迷信である可能性のほうが高いでしょう。このことは今までに根拠は挙げてきたはずです。

 私の文章を読んで頂ければお分かりになるはずです。視力が回復したようだとは言っていますが、別に検査をした訳ではありません。目のチカチカやしょぼしょぼが改善されたと感じました。

 若い時のように回復したなどとは言っていません。見えるようになったと感じたのは確かです。それがブルーベリーに含まれる何の成分によるものなのかはまだ分かりません。今後専門家に聞くことにします。

 あなたは西欧社会で言い伝えられているブルーベリーの効果を迷信としていますが、それはどのような理由からですか、前に書いているかも知れませんが提示して下さい。

 国立健康栄養研究所の「ヒトでの臨床試験データーがない。」ということは知っています。それ以外で示して頂ければ幸いです。

3について

医薬品になっているなら、作用の根拠となる論文が存在しているはずなのでそれを探したいがために医薬品になっているということについて何度も聞いているのではないでしょうか。
瀬戸さんは根拠となる論文に興味が無いのでしょうか?

 あなたは西欧で「医薬品」として発売されていることを信じないのですか?それでは紹介されているHPについては、どう思われますか。
あなたは日本の医薬品についても、いちいちその根拠となる「論文」を探し出して読まれているのですか。

4について

アントシアニンの医薬品化は費用対効果が低い、ということでよろしいでしょうか?僕はそう考えていますし、ビタミン剤で充分と思っています。

 日本の製薬メイカーはアントシアニンを成分とする医薬品の開発に熱心でないということは認められると思います。

5について

否定する学説が少ないんではなくて、科学者の常識として否定するのが妥当なんです。肯定する側に立証責任があるんです。
そもそも検証が難しいというのは論文が少ないのが原因ではなくて
瀬戸さんが論文が読めないのが原因でしょう。

 否定する学説が少ないというか、日本では全く見当たりませんね。(私が捜し出せなかったのかも知れません。) 
私が読めないとする論文をいくつか提示して下さい。

別に瀬戸さんが何を信じようと勝手です。ただ商品の謳い文句で「目にいい」と語ったことが問題視されたんですよ。それは個人の信条ではなく、万人に対する主張になりますから。

 「目に効くと思った」と答えて、実際にこれまでの検証で、目に効果がある成分が含まれ、それを主張する医学博士もいることが分かりました。あなたはそれについてどう思われますか?

商品化はすでに考えておられないということですが瀬戸さんが今でも個人の信条を超えて「目にいい」と主張されるなら、それは根拠を必要とするということです。その根拠を探っていくのが、このブログを立てた理由でしょう?

その根拠は少しずつ明らかにされてきたと思われます。

「大企業もやっているのに、何で私ばかりが責められるの?」
という論理をここで持ち出すのでしょうか?
自分でここで議論したいと言ったのでしょう?
瀬戸さんの主張の根拠を聞くという行為が異常なのでしょうか?
少なくとも大企業は「目にいい」という「効能」は謳っていないでしょう。
謳っていたら犯罪ですから。
大企業という虎の威を借りることなく、お互いに有益な議論が出来たら幸いです。

 大企業が販売しているから問題ないなどとは言っていません。なぜ、大企業がそのようなものを販売しているのに、誰も問題にして来なかったのか。そのことが非常に不思議であると申し上げているのです。

 私は十分に根拠を挙げてきました。勿論ネット上だけですが、これから取材をして明らかにしていきます。だから、否定する人達もその否定している研究機関なり、医学博士、眼科医を教えて欲しいと言っているのです。米国の研究機関を紹介されても行けませんので、是非とも日本での否定する見解や意見を紹介下さい。

疑問点をまとめてほしいということなので、
1.
アントシアニン(もしくはブルーベリー)の視力回復作用を
主張するのか否か。

 ブルーベリーが視力回復に作用があるということは、長い歴史の中でそれが語り継がれてきた以上、それを否定しないと申し上げています。

2.
1.を主張するなら、その根拠となる論文があるのか否か。

 科学的に立証されなければ、それが全否定されるべきとの立場は取りません。もし、そうなら「めぐすりの木」や多くの漢方に用いられる植物も否定されてしまうことになるでしょう。

あるならこちらで検索可能な具体的な論文名を挙げてください。
以前挙げられていた1万円のもの以外でお願いします。
あの論文集のうちひとつは読みましたが視力回復作用は否定していました。
一緒に収められている論文でそれとまったく違った結果が書かれているとは思えません。
 
私はまだ読んでいないので何とも言えません。

3.2.で論文があるなら、それを読んで検証したのか否か。
4.英語の論文が読めない状態で今後いかにして検証を進めようとしておられるのか?

 適切なものと判断されれば、それは専門家に依頼して翻訳出来るわけです。多少の時間はかかることでしょう。他にも否定する論文があれば紹介下さい。

5.効果を主張する側に立証責任があることを認めるのか否か。
 
 自分が効いたと思ったと書いたことで、科学的な立証責任まであるとは思いません。

6.ナノゼリーの件で論文の執筆を依頼されていたと思いますが、そのデータでは効果に肯定的な結果が出ているのか否か。
今月末に小雑誌が出るとのことなので、データはすでに出ているはずです。
詳しい結果はいりません。言えないこともあるでしょうから。何を実験して、肯定的な結果が出たのか否かだけで結構です。

 詳しいことは知りません。研究機関に所属する博士に執筆を依頼されているとのこと、花粉やブルーベリーを超微粒子加工することによって、体内吸収率が高まり、効果があるということであると思います。

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yu_kenbi at 18:04 │Comments(43)TrackBack(0)この記事をクリップ! 読者への返答  | ブルーベリー

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この記事へのコメント

1. Posted by 匿名    2007年10月02日 19:37
視力回復COM
力低下した目にはブルーベリー
ブルーベリーには視力低下した目を回復させる効果があるといいます。
このブルーベリーにはアントシアニンという成分が多く含まれていて、視力低下した目に有効に働きかけます。
アントシアニンには、目の網膜にある、視細胞中のロドプシンという物質を大きく助ける力があります。
ロドプシンとは、目に入ってくる視覚情報を脳に伝える重要な役割があり、この物質が効率的に働くことで物がよく見えるということになります。

このことから、アントシアニン、つまりブルーベリーを摂取することで、視力低下した目を回復させるということになるわけです。
また、アントシアニンには血行を良くする効果もあり、目に多くの血を送ることで、視力低下を防いだり、視力回復を期待できると考えられます。

2. Posted by 匿名    2007年10月02日 19:55
ブルーベリーが目に効くという医師のサイト

http://www.tao-st.co.jp/kajitsu/billberry.htm

ブルーベリーを愛用して目がよくなったと書いている経営コンサルタンツのブログ

http://karasawajuku.blog10.fc2.com/blog-entry-313.html

視力回復レーシックコム
神奈川クリニックなどが運営するサイト

http://near.fciz.net/
3. Posted by 匿名    2007年10月02日 20:04
ブルーベリーエキスの有用性試験では、大阪外国語大学保健管理センター助教授の梶本修身医師らが実施した臨床試験で、眼精疲労の改善効果を確認しているほか、眼科医の葉山隆一医師が行った症例研究では、強度近視の改善や黄斑変性症の治療にも効果があることがわかった。葉山医師の調査では、眼精疲労30人、近視100人、遠視100人、老眼50人、黄斑変性症30人に、ブルーベリーエキスのサプリメントを1日3回摂取させ、3ヶ月後の経過を観察した。結果は、眼精疲労と遠視は、ほぼ100%の効果をみせ、近視は7割が改善され、老眼にも有効性が認められた。なかでも黄斑変性症では、30人中4人が黄斑部のうろこがきれいに取り除かれ、残り26人もうろこが薄くなるなど、総じて改善効果が見られた。
4. Posted by エッセン    2007年10月02日 20:13
網膜のロドプシンに作用して視力回復なんて、爆笑の珍説もいいところですね。

視力低下のほとんどは水晶体の調節能異常によるもので、網膜の異常ではありません。
カメラで言うなら、レンズのピントが合わないからきちんとした写真が撮れないのを
フィルム(網膜)のせいだと言い張って高いフィルムを使っているようなものです。
それでもレンズのピントは合っていないのだからどっちにしろボケた写真しか取れません。

例外的に、進行した糖尿病性網膜症の人などは網膜が原因で視力が低下しますが、
そんな人に甘いブルーベリーなんか食わすな、という話で。
5. Posted by 研究員    2007年10月02日 21:19
瀬戸さんのブログより

http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/51617256.html
>ブルーベリーには目に良いとされる
>「アントシアニン」という成分が含まれています。

そしてそのコメント欄の瀬戸さんの発言

>擬似科学かどうかの判断はあなたの主観的な考え
>であると思います。多くの方がそれを愛用している
>事実。また多くの医学博士や学者が論文で公表して>いる以上、そう決め付けるには無理があると思います。

このエントリを読む限り、目にいい成分はアントシアニンとは限らず、多くの医学博士や学者が論文で発表していることは瀬戸さんが確認できていないということでよいですね?
6. Posted by かつての極右評論読者    2007年10月02日 21:22
>目のチカチカやしょぼしょぼが改善されたと感じました。
>見えるようになったと感じたのは確かです。

「感じた」では瀬戸さんの主観に過ぎず客観性が皆無です。ブルーベリーの摂取前と摂取後の視力の変化など客観性のあるデータを提示する義務が瀬戸さんにはあると思います。
7. Posted by かつての極右評論読者    2007年10月02日 21:23
>あなたは西欧社会で言い伝えられているブルーベリーの効果を迷信としていますが、それはどのような理由からですか、前に書いているかも知れませんが提示して下さい。
>否定する学説が少ないというか、日本では全く見当たりませんね。

「効果が無い」ということを断言することは基本的に不可能です。「効果がある」という根拠に信憑性が無い場合に「効果があるとは言えない」と言っているに過ぎず、現在の科学では「ブルーベリーが視力の改善に効果があるかどうかは分からない」ということです。この場合、立証責任があるのは「ブルーベリーが視力改善に効果がある」と主張した瀬戸さんの方です。
所謂ネット右翼が南京大虐殺とか従軍慰安婦の問題で散々「悪魔の証明」を批判してたくせにこれではダブルスタンダードではないですか。
8. Posted by かつての極右評論読者    2007年10月02日 21:24
以前のコメント欄で福田さんが挙げていた論文
Muth and Laurent, Altern. Med. Rev. 5:164-173 [2000]
http://www.thorne.com/altmedrev/.fulltext/5/2/164.pdf
瀬戸さんが英語を読めないというなら論文執筆を依頼したという博士さんにざっと日本語で要約してもらえばいいだけではないですか?最低限abstractを和訳するだけなら大した手間でもないですし。批判側が提示した根拠を自分が英語を読めないという理由で目も通さないなど不誠実に程があると思います。
9. Posted by パイソン    2007年10月02日 21:29
長くなりますが、ご容赦ください。

>ブルーベリーに含まれている成分はアントシアニンだけでないことは、
>その後の議論で明らかです。
議論するまでもなく当たり前です。
ただ議論するに当たって、すべてを一気には扱えません。
問題は細分化して、一つ一つ解決していくべきです。
そこで、まずアントシアニン。
それが瀬戸さんのチョイスでしょう?
その作用は何なのか?
視力回復作用があるのか?
(続く)
10. Posted by かつての極右評論読者    2007年10月02日 21:30
あと、余計なお世話と思いますが一度この本に目を通されたはいかがでしょうか?

メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334033989/blackshadow-22
11. Posted by パイソン    2007年10月02日 21:30
(続き)
僕は視力回復作用には否定的です。
根拠ははっきりとした肯定的なデータを見たことが無く、
否定する論文は存在していることです。
これはアントシアニンに限らず、ブルーベリーについてもです。
悪魔の証明からも、論理的には肯定側に立証責任があります。
それが果たされていない以上、否定的立場にいるのは当然のことです。
長い歴史といいますが、歴史が長ければ正しいというわけでは無いでしょう。
これが迷信ではないか、といっている根拠でもあります。
(続く)
12. Posted by パイソン    2007年10月02日 21:31
(続き)
>「目に効くと思った」と答えて、実際にこれまでの検証で、
>目に効果がある成分が含まれ、それを主張する医学博士もいることが分かりました。
>あなたはそれについてどう思われますか?
目に効果がある、とは視力に関してですか?
どの成分でしょうか?
以前挙げていた抗酸化作用のことに関してでしたら
通常の場合の視力とは関係ないと、そのときに返答したと思いますが。

>目のチカチカやしょぼしょぼが改善されたと感じました。
視力以外にもドライアイなどについても持ち出す気ですか?
まず視力に一応の結論が出てからにしませんか?
(続く)
13. Posted by パイソン    2007年10月02日 21:32
(続き)
ブルーベリーを利用した医薬品はどの会社から出ているかわかりませんか?
疑っているというよりは、僕自身知らないので自分で調べてみたいだけです。
医薬品であれば、添付文書は公開されているはずなので。
大体の添付文書にはその根拠となる論文が書いてあります。
効果の根拠が疑わしい場合に一次情報を確かようとするのは当然です。
あとこれは言っていませんでしたが、僕は薬剤師です。バイトですが。
日本の医薬品についても、疑問に思ったときは論文を参照しようとします。
少なくとも添付文書くらいは読みます。
医薬品医療機器情報提供ホームページなどはよく見ます。
(続く)
14. Posted by パイソン    2007年10月02日 21:32
(続き)
>否定する学説が少ないというか、日本では全く見当たりませんね。
>(私が捜し出せなかったのかも知れません。) 
瀬戸さんが提示した一万円の論文集のなかに、
視力回復効果は否定した論文が入っています。
何度も言っていると思うんですが。
>私が読めないとする論文をいくつか提示して下さい。
英語読めないんでしょう?
福田さんが挙げていた
Muth ER. et.al., Altern.Med.Rev., 2000, 5(2),164-73.
他にも
Zadok D. et.al., Eye., 1999, Pt 6,734-6.
Levy Y. et.al., Eye., 1998, Pt 6,967-9.
この二つは同じグループが発表しているようですね。
Lee J. et.al., Br.J.Nutr., 2005,93(6),895-9
なら少しは肯定的な主張をしています。
読めますか?
(続く)
15. Posted by パイソン    2007年10月02日 21:33
(続き)
悪魔の証明からもわかるように、最初から否定するための研究などしません。
否定する論文は、肯定的なデータを出そうとする結果
出来なかったというものしかなく、少ないのは当然です。
肯定する論文が無いということが、否定的立場を支持しているんです。
それでもとりあえず何か挙げろというなら
http://homepage2.nifty.com/medamacafe/J/kenkoshoku.html
とか、ここで紹介されている
稲葉眼科の眼科専門領域のニュース
http://ganka.com/topics.html
などはいかがでしょうか。
(続く)
16. Posted by shinok30    2007年10月02日 21:35
>以前のコメント欄で福田さんが挙げていた論文
>Muth and Laurent, Altern. Med. Rev. 5:164-173 [2000]
>http://www.thorne.com/altmedrev/.fulltext/5/2/164.pdf
>瀬戸さんが英語を読めないというなら論文執筆を依頼したという博士さんに
>ざっと日本語で要約してもらえばいいだけではないですか?

博士なんてホントはいないから無理なんだと思いますよ

>最低限abstractを和訳するだけなら大した手間でもないですし。
>批判側が提示した根拠を自分が英語を読めないという理由で
>目も通さないなど不誠実に程があると思います。

確かに,英語が苦手なのは仕方がありませんが,
ジャーナリストを自称するなら,
せめてアブストラクトだけでも読もうとする誠実さが必要でしょうね
17. Posted by shinok30    2007年10月02日 21:42
上記論文のアブストラクト
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/sites/entrez?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=10767671&dopt=AbstractPlus
の和訳

夜間の視力とコントラスト感度におけるビルベリーの摂取の効果
Muth ER, Laurent JM, Jasper P.
Naval Aerospace Medical Research Laboratory, NAS Pensacola, Florida 32508, USA.

海軍航空宇宙医学研究所、NASペンサコラ、フロリダ州 32508, アメリカ合衆国
18. Posted by shinok30    2007年10月02日 21:45
(和訳の続き)
目的:この研究の目的は夜間視力(VA)と夜間のコントラスト感度(CS)に対するビルベリーの効果を調査することである.

方法: 本研究は偽薬を対照群とした二重盲検法クロスオーバー試験によって行われた.実験対象は正常視力を持つ若い男性で; 3週間,8名は偽薬を7名は活性カプセルを投与された.活性カプセルは160mgのビルベリー抽出物(アントシアニジン25%)を含んでいた.偽薬カプセルは不活性成分だけを含んでいた.21日間,対象者は一日3回,1個の活性カプセルか偽薬カプセルを摂取した.
19. Posted by パイソン    2007年10月02日 21:45
エラーが出たので遅くなりました。
すみません。
(続き)
>科学的に立証されなければ、それが全否定されるべきとの立場は取りません。
>もし、そうなら「めぐすりの木」や多くの漢方に用いられる植物も
>否定されてしまうことになるでしょう。
全否定は科学の態度ではないと、前にも書きました。
「立証されていない限り、一般的なこととして主張できない」が
より正しい言い方でしょう。

>自分が効いたと思ったと書いたことで、科学的な立証責任まであるとは思いません。
ならこの話は議論ですらありません。
ディベートとかやったことありますか?
肯定側、否定側として話を始めないと議論になりませんよ。
瀬戸さん自身が科学的な話をしてくれるなどというような期待はしていませんが
せめて論理的になってください。
根拠として、誰々がこう言っているからではなくて、
データやそれが載っている論文を提示してください。
20. Posted by shinok30    2007年10月02日 21:46
(和訳の続き)
3週間の投与処理期間後の1カ月間は,夜間の視力に対するビルベリーの効果の消散をさせるウォッシュアウト期間に使われた.2回目の3週間の投与処理では,最初の試験で偽薬を投与された8名には活性カプセルが,最初の試験で活性カプセルを投与された7名には偽薬が与えられた.夜間視力(VA)と夜間のコントラスト感度(CS)は3カ月の実験期間中に測定された.
21. Posted by shinok30    2007年10月02日 21:47
結果: 夜間視力(VA)は平均値や活性カプセルと偽薬カプセル投与処理後の最終値を検討したが,夜間視力(VA)についてはすべての測定期間において差はなかった.さらに,夜間のコントラスト感度(CS)についても同様にすべての測定期間において差はなかった.
結論: 本研究では,長期間ビルベリーを大量投与しても,夜間視力(VA)と夜間のコントラスト感度(CS)に対するビルベリーの効果を見い出せなかった.したがって,本研究はビルベリーの摂取が夜間視力の改良に関する有効な処理であるという命題に疑いを投げかける.
22. Posted by shinok30    2007年10月02日 21:49
私も英語は苦手で医学も専門ではないので,表現や用語は不正確かもしれませんが大意はとれるでしょう

この実験では被験者側のプラセボ効果や医師側の症例の解析などへのバイアスを排除するために,
二重盲検試験(被験者も医師も治験薬の中身を知らない比較試験)が使い,
個体差などによるデータのバラツキを少ない,クロスオーバー比較が採用されています

ブルーベリーのアントシアニンの投与による視力に対する効果を確かめたいのなら,
それ以外の要因をできるだけ排除する実験計画が必須です
前にも書いたように,
「瀬戸さんがブルーベリーのエキスが入った健康食品を愛用していて目が良くなったと感じた」という体験談は
それ以外の要因を排除する工夫がまったくないだけでなく,
効果の評価法も恣意的なので,なんの証拠にもなりません
23. Posted by shinok30    2007年10月02日 21:50
また,瀬戸さんが愛用している健康食品や販売しようとしていたナノゼリーの用量は分かりませんが,
この試験の投与量(160mgのビルベリー抽出物(アントシアニジン25%)×3回)は
ナチュラルウェイの<ひとみの果実>の1日目安量(アントシアニジン25%×100mg)の約5倍です
http://www.nwshop.net/commodity/gold120_plus.html
これだけの大量投与を3週間続けても,「視力に対する効果がなかった」というのが上記試験の結果です
24. Posted by 瀬戸ゼリ幸    2007年10月02日 21:59
瀬戸さんはおつむ弱いから科学なんてさっぱりだとはっきりしたね
いんちきゼリー売りの言い逃れは見苦しいよ
おとなしく博士に頼んだ論文とやらを出せばいいのに
論文も出さずに逃げるのだけは勘弁ね
25. Posted by 狸腹男    2007年10月02日 22:26
瀬戸様

 相当この分野に詳しい方が出てきておられるようですね。
一部アンチの工作員らしき者も出没していますが、多くの方は瀬戸様のお考えを攻撃したり、否定するという目的よりかは、瀬戸様のブログ記事や活動に共感した読者や支持者として瀬戸様を心配したり、瀬戸様の姿勢に危うさを感じて様々な専門家が意見されているのだと思います。
 薬学やバイオ、実験方法・技法も予備知識が多く、実際に専門的に学んでいる方や研究してる方にとっても慎重さを要する奥深く大変難しい分野だと思われます。
 一読者としてはやや瀬戸様が感情的にムキになりすぎているように思え、心配です。慎重さを欠いてしまい失敗してしまう恐れがあるように見えます。しばらく、専門家や周囲と相談されて、意見などを聞いた上で落ちついてから出方を決められたらいかがでしょうか?
26. Posted by せと弘幸    2007年10月02日 22:48
狸腹男様 ありがとうございます。私は楽しんでいます。何事も勉強です。お教えられることも多くありますね。これからが本格的になるでしょう。
来週から取材を始めます。これまで余り行ったことのない役所や機関なので楽しみにしてます。
そろそろネットだけじゃ皆さんも飽きてしまいますものね。
27. Posted by 福田    2007年10月02日 22:55
瀬戸さん

ブルーベリー論争(2)のエントリーに弊のコメントを記入しましたので、ご高覧の上回答願います。

shinok30さん
和訳いただきありがとうございます。内容につき特に異議はございません。瀬戸さんにもご理解いただけると嬉しく思います。
28. Posted by せと弘幸    2007年10月02日 23:01
支持者の皆さんへ
心配して下さる方もおり感謝します。ブルーベリーを愛用している方は沢山おります。また、果実を愛する方も、新たな支持者獲得のチャンスがあると思っています。
29. Posted by せと弘幸    2007年10月02日 23:06
福田さんへ
部屋で携帯からです。明日にします。目が疲れてきました。チカチカです。(・・;)
30. Posted by 国民    2007年10月02日 23:22
何事も勉強ですってあなたそれを売ってお金を儲けようとしてたんでしょう?今更勉強ですって虫がよすぎやしませんか?消費者に不誠実すぎませんか?

少なくとも安全性と効能についえは勉強してから販売を始めるべきでした。あなたは人の体に入るものでお金を動かそうとしてたんですよ?

学生が先生に言われて調べものをしてるんじゃないんですよ?
31. Posted by せと弘幸    2007年10月02日 23:27
危険性を指摘されるなら理由を述べてください。ブルーベリーは安全ですよ。いい加減なことは書かないよう願います。
32. Posted by 福田    2007年10月02日 23:32
おおむね安全だと思いますが、食品栄養研究所のブルーベリーのページでの変異原性の記述は気になりますね。変異原性があるのでしたら、妊娠中と授乳中は摂取しないほうがよいかもしれません。
33. Posted by 坂本竜麻呂    2007年10月02日 23:50
目が疲れてきたなら今こそブルーベリーを
摂取すればいいではないか

それに、この活動は政治にリンクさせないのでは
ないのか?

>また、果実を愛する方も、
>新たな支持者獲得のチャンスがあると思っています。

二枚舌もここに極まれりだのぉ
34. Posted by かつての極右評論読者    2007年10月03日 00:10
安全であるっつーか害が無いのはある意味当たり前の話です。
批判側は端っからブルーベリーは人体に危険だなどと一言も言っておらず一貫してブルーベリーが視力改善に有効である明確な根拠を求めているだけです。
瀬戸さんの価値観基準はこの際どうでもよく、世間一般の価値観で求められる学術論文における明確な「ブルーベリーが視力改善に有効である」という記述を求めているだけです。早く提示してください。
PubMed(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/sites/entrez)で検索してURLを張るだけです。大した手間ではありません。
35. Posted by かつての極右評論読者    2007年10月03日 00:27
>安全であるっつーか害が無いのはある意味当たり前

これはちょっと言いすぎでした、訂正します。
有害性がどうこうよりも客観的な有効性を根拠を瀬戸さんが示すべきですよね。
あやうく流されそうになりました、反省。
36. Posted by かつての極右評論読者    2007年10月03日 01:37
レス番25の狸腹男さんにはレスしてるのそれ以前の私やパイソンさん、shinok30さんの書き込みを猛スルーしてるのは瀬戸さんにとって都合が悪いからですか?
そんなことしてるからかつての読者にも見放されるんですよ。
37. Posted by 大日本人    2007年10月03日 02:13
瀬戸さん、頑張ってくださぃ。もぅどぅでもいぃっすから。ブルーベリーの効用とかもぅいいっす。うまいこと言いすぎではなぃですか?今、冷静に考えてあなたに投票しなければ良かったっす。言いたい事言わせていただきました。失礼します。
38. Posted by shinok30    2007年10月03日 05:46
>安全であるっつーか害が無いのはある意味当たり前の話です。
>批判側は端っからブルーベリーは人体に危険だなどと一言も言っておらず

生の果実やジャムをたまに食べる程度なら,おそらくそれほど危険性はないと私も思いますよ

ただ,福田さんのいう変異原性の記述は気になります
>品栄養研究所のブルーベリーのページでの変異原性の記述は気になりますね。
>変異原性があるのでしたら、妊娠中と授乳中は摂取しないほうがよいかもしれません。
通常な量を著しく超える量をサプリメントとして摂取し続けることにはある程度のリスクはあるでしょう
まあ,たいていの食品は「食べ過ぎれば危険」という意味ではリスクはゼロではありませんね
39. Posted by shinok30    2007年10月03日 05:47
また,瀬戸さんが売ろうとしていた「ナノゼリー」は,
[アントシアニンをナノ化]することで
「もう比べものにならない程に体内への吸収率が高くなり」
「口に入ると舌下から吸収が始まるわけ」ですから,
生の果実やジャムとは異なるリスク評価が必要になるでしょう
40. Posted by shinok30    2007年10月03日 05:52
サプリメントの大量摂取によるリスクとしては,前にも紹介したように,
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/51617256.html#comments
大豆食品やサプリメントなどの過剰な摂取によって,乳癌や子宮頚癌などのリスク増大にもつながる可能性があり,
乳癌のホルモン療法中には避けた方が良いという医師の見解もあります
>【No.5747-1】  06年09月14日 M ホルモン療法中のサプリメントについて
>市販の健康食品は、安全性を十分に確認していないものも含まれています。
>大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た作用を示すことが知られています。ホルモン療法に
>影響を与える可能性もありますので、ホルモン療法中は避けたほうがよいと思います。(文責 俵矢)
http://www.kbcts.gr.jp/Pt/soudan_5800.html#No.5747-1
41. Posted by shinok30    2007年10月03日 05:53
その他に,
「中国原産果実(ラカンカ)による劇症肝炎」や,
>*1:宮西浩嗣他、中国原産果実(ラカンカ)による劇症肝炎(亜急性型)の一救命例(会議録/症例報告)、
>肝臓(0451-4203)45巻Suppl.3 PageA603[2004.11]
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20061110
「ウコンによる肝障害」
>ウコンで肝障害
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20041021
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20060127
のような健康被害事例もありますね
42. Posted by ROM太郎    2007年10月03日 06:06
こんにちは
せと様の衰えを知らぬ知的好奇心と読者の方々の応酬を楽しく(失礼!)拝読させていただいています。
全くの門外漢の意見で恐縮ですが「餅は餅屋」という例えもあります故、製薬メーカーあたりの取材もされてはいかがでしょうか。
思いつくところでは参天、小林、ロート、サプリメントのDHCなどなど。
ネットで少し検索しただけでも各社とも肯定的な解説してますね、自らが販売しているので当たり前といえばそれまでですが。

個人的には科学的根拠の説明がなくとも効能についての臨床試験結果でもあればと思っています。
というか、すでに私自身はブルーベリーの愛用者ですが(笑)。
しかし「飛行機がなぜ飛ぶか、実は定説がない」など科学的に解明されていないが実用化されている技術が世の中にはたくさんあるのですね。
(ご参考)
竹内 薫「99.9%は仮説」(光文社 文庫)
http://www.bk1.jp/review/0000442844
43. Posted by ロム太郎さんへ    2007年10月03日 17:16
飛行機は百回飛ばせば百回飛びます。ブルーベリーは万人には効きません。

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