侍ジャパンの連覇に貢献した、日向市出身の青木宣親選手に、県民栄誉賞が贈られることになりました。(東国原知事)「青木選手に宮崎県民栄誉賞をお贈りし、その栄誉を称えることといたしました」東国原知事は、26日午後、県庁で会見を開き、「青木選手のプレーが、県民に夢と感動を与えた」として、県民栄誉賞を贈ることを発表しました。(東国原知事)「今回のWBCの一連の向き合い方、戦い方は本当に県民一同感動させていただきまして、勇気と希望・元気・活力をありがとうございまいしたと心からお礼を申し上げたい」その青木選手は、25日夜、侍ジャパンのメンバーとともに帰国しました。不動の3番バッターとして、全試合に出場した青木選手は、WBC9試合で、打率3割2分4厘をマーク。ポジション別の優秀選手にも選ばれ、侍ジャパンの連覇に大きく貢献しました。(青木宣親選手)「今大会本当勉強したところもあるし、自分の自信になった分もある。世界一になれて、個人的にも良い成績を残せたことをうれしく思います」県民栄誉賞の受賞は、シドニーオリンピックの柔道、金メダリスト井上康生さんや、プロ野球で、2000本安打を達成した田中幸雄さんらに次いで、青木選手が5人目になります。県民栄誉賞の受賞が決まったことについて青木選手は、「名誉ある賞をいただいて大変光栄です。受賞を励みに、今後も、宮崎県民に希望と活力を与えられるようこれからもがんばっていきたいと思います」とコメントしています。
「エコクリーンプラザみやざき」の問題です。施設を管理する県環境整備公社は、理事会を開き、形骸化が指摘されていた理事のメンバーに、新年度から関係11市町村の市町村長を加えることを決めました。26日午後5時前から開かれた理事会では、事務局側から新年度の理事について、現在の田中理事長と県環境森林部長、それに関係11市町村長をメンバーとする案が提出されました。これに対し、宮崎市の井上副市長から「理事長は副知事にしてはどうか」との意見が出されましたが、ほかの委員からは、「現在の難局を乗り切るには、現在の田中理事長が良い」などの意見が出され、原案通り可決されました。県環境整備公社の理事会に関しては、浸出水調整池の破損問題をめぐり、形骸化が指摘されていました。また、26日の理事会では、破損している調整池の設計と施工管理をした会社と、地盤工事をした会社に対し、公社として、損害賠償を請求することを決めました。
入院中の長男に代わって、運転免許証の更新書類を作成したなどとして、警察官の親子2人が懲戒処分を受けました。懲戒処分をうけたのは、西都警察署の48歳の男性巡査部長と、その長男で、県警察本部交通機動隊の23歳の巡査です。県警察本部によりますと、巡査部長は、長男の巡査が入院中に、運転免許証の更新期限が迫ったため、長男の承諾を得て、免許証の更新書類を作成。さらに、長男が適性検査を受けたとする書類を作成するよう、交通安全協会の職員に依頼するなど、不正に運転免許を更新しようとしました。父親は1か月の停職、長男は3か月の減給処分です。県警察本部の椎葉今朝邦首席監察官は、「今後再発防止を図りたい」とコメントしています。
伝統文化を通して、地元の子供たちと交流を深めている、県内唯一の手すきの和紙職人に、地域伝統文化功労賞が贈られました。受賞したのは、日向市美々津町の手すきの和紙職人、佐々木寛治郎さん73歳です。県庁で行われた表彰式では、渡辺義人教育長から佐々木さんに、表彰状と記念品が贈られました。佐々木さんは、中学卒業と同時に父親の跡を継いで和紙の道に進み、現在では、県内唯一の手すきの和紙職人として、県の無形文化財にも指定されています。佐々木さんは、地元の小中学生を対象に、和紙の体験教室を開き、子供たちがすいた紙を卒業証書に使うなど、伝統文化を通して、地域の子どもたちと交流を深めている点が高く評価されました。(佐々木さん)「びっくりしてます。伝統文化ですからね、それを美々津の子供たちが覚えていくということが、いいことだと思っています。」地域伝統文化功労賞の県内の受賞者は、佐々木さんが4人目となります。
橘通り公園化について考える市民フォーラムが、25日夜、宮崎市で開かれました。市民の反対意見を受け、橘通り片側2車線化の一時撤回を表明した津村市長、出席者の目に、橘通りのあるべき姿はどう映ったのでしょうか。市民フォーラムは、橘通り2車線化の社会実験の結果を説明しようと、宮崎市が開いたもので、市民約160人が参加しました。去年11月に行われた2回の社会実験では、予想を上回る渋滞が発生、市民や商店主から反対意見が相次いだため、津村市長は、今月、2車線化の一時撤回を表明しました。フォーラムでは、市の担当者が社会実験の結果を報告した後、津村市長や社会実験の関係者が、橘通りの将来像について意見を交わしました。(橘通り公園化社会実験推進委員会・出口近士委員長)「2車線化にしたときこの程度で収まってくれるのかというのが正直な判断です。本当にこの交通混雑だけで今回市民の方が判断しているのであれば、もう少し改善の余地はあると思う。」(県タクシー協会・吉本悟朗宮崎支部長)「公園を作って活性化するのであれば、むしろ別の場所でもいいのではというのを疑問として感じた。」公園化構想の目的である中心市街地活性化のため、橘通りはどうあるべきなのか。その将来像は、最終的には、市民の意識に委ねられているということを確認して、フォーラムは終わりました。(参加した市民は)「宮崎の都市形態、都市機能が変化して、市民の人は、イオンモールができてから橘通りの商店街の活性化に余り必要性を感じていない」「公園化が正しいかどうか今の時点でわからないが、重要なのは住民が参加意識を持って行政とこのような対話の場を増やしていくことが大切と思う。」(津村重光市長は)「4車線化という発想自体については評価は高かったように思った。将来的な構想としてどういう状況を整えれば4車線化が受け入れられるのか、そういった研究については今後も引き続きやっていくニーズがあるのかなと感じた。」(横山記者リポート)「長い間、宮崎のシンボルロードであり続けた橘通り。交通や経済事情が変化する中、今、通りに何を求めるのか、市民として、その役割を改めて考えなければならない時期を迎えています」
旭化成は、26日、延岡市にある2つの工場を、今年9月いっぱいで閉鎖することを、明らかにしました。旭化成の発表によりますと、閉鎖されるのは、延岡市にある「旭化成せんい」の「エステル工場」と「モノフィラメント工場」です。閉鎖の理由について、旭化成では、「世界的な不況や原油価格の乱高下などの影響により、将来性が見出せなかったため」としています。閉鎖される工場の従業員、あわせておよそ200人については、今後、旭化成グループ内で、配置転換し、雇用を継続するということです。
妻殺害で、夫を起訴です。起訴されたのは、都城市の鍼灸師の児玉光男被告75歳です。児玉被告は、今年1月、自宅で、妻のカズ子さん72歳の首を絞めて、殺害したもので、その後、自身も首や腹などを包丁で刺して、自殺を図りました。児玉被告は、犯行当時、盲目ながら、足の不自由な妻のカズ子さんを介護していました。取り調べに対し、児玉被告は、「経済的不安と身体的不安で、将来を悲観して、無理心中をしようと思った」と犯行を認めているということです。
今年度中の会社清算を進めていた、TR高千穂鉄道の臨時株主総会が、26日、高千穂町で開かれ、20年の歴史に幕を閉じました。株主総会では、清算人を務めるTR高千穂鉄道の小川修一専務から、会社清算業務の終了が報告され、決算報告書が満場一致で承認されました。これに伴い、第三セクターTR高千穂鉄道の業務が事実上終了することになり、今後、会社登記を抹消する手続きを経て、4月上旬には会社が消滅します。TR高千穂鉄道は、3年前の台風14号で壊滅的な被害を受けたことで、経営を断念。去年12月28日に、高千穂線の全線廃止が確定した後は、会社の清算を進めていました。
交通事故の防止に役立ててもらおうと、日南市のJAはまゆうが、26日、地元の交通安全協会に、夜間、歩行者などが利用する「反射たすき」を贈りました。26日は贈呈式が行われ、JAはまゆうの藏富組合長から、日南交通安全協会の簗瀬会長に、反射たすき1500本が贈呈されました。これに対し、簗瀬会長は、「最近は、夜に歩く人が増えていて、事故防止に、大変効果があります」と、お礼を述べました。歩行者などが、夜間に反射タスキを使用していれば、ドライバーは、約130メートル離れた地点で、存在を確認できるということです。交通安全協会では、反射たすきを、地元の高齢者クラブなどに配布することにしています。
25日夜、都城市で、道路を歩いて横断していた男性が、軽乗用車にはねられ死亡しました。事故があったのは、都城市高崎町大牟田の国道221号線で、25日午後10時ごろ、近くの農業、高山文夫さん74歳が、道路を歩いて横断していたところ、走ってきた軽乗用車にはねられました。この事故で、高山さんは、頭などを強く打ち、まもなく死亡しました。現場は、見通しの良い直線道路で、軽乗用車を運転していた女性は、「発見が遅れて、ブレーキを踏んだが、間に合わなかった」と、話しているということです。
26日朝の宮崎県地方は、上空に寒気が入り込んだ影響で、最低気温が2月上旬並みと冷え込みました。宮崎地方気象台によりますと、各地の最低気温は、五ヶ瀬町鞍岡が、氷点下2度1分、宮崎市が2度6分となるなど、各地で平年を5度前後下回り、2月上旬並みの寒さとなりました。この後、寒気は弱まるため、日中の最高気温は、25日と同じくらいの15度前後まで上がる見込みです。県内は、空気の乾燥した状態が続いていて、全域に乾燥注意報が出されています。火の取り扱いにはご注意下さい。
ご意見、ご感想をお聞かせください。
mrthodo@mrt.jp
[Back]