麻生太郎首相は25日、首相官邸でウクライナのティモシェンコ首相と会談した。両首脳は日本がウクライナから温暖化ガスの排出枠3000万トンを購入することを歓迎、日本の資金と環境技術を効果的に活用することで一致した。
首相は共同記者会見で「ウクライナの民主化と市場経済への努力に日本として支援する」と強調、日本から金融分野の専門家を早期に派遣する方針も伝えた。自由貿易を維持し、保護主義に対抗する重要性についても一致した。
政府は京都議定書が課す温暖化ガスの排出削減目標の達成に向け1億トンの排出枠の取得を計画しているが、ウクライナからの購入でその3割を確保できる見通し。(25日 23:01)