来月はMicrosoftのいくつかの旧WindowsやOffice製品のサポートが期限を迎える月である。なかには無償サポートもあれば、有償サポートもある。
Microsoftは米国時間2009年4月14日に「Windows XP Home」と「Professional」のほか、「Office 2003」スイートについても主流の(無償)サポートを終了させる。同社はまた「Windows Server 2003 Service Pack 1(SP1)」を「引退させる」予定である。この4年前のリリースへのサポートをもはや提供しないという意味である。
Microsoftは2014年4月8日まで、有償の延長サポートを(Software Assuranceライセンス契約も有している)XP Professionalユーザーに提供する。同社はまた2012年8月4日まで、Office 2003に対する有償の延長サポートを提供する予定だ。
(Microsoftは引き続きセキュリティに特化した無償のフィックスを同社製品の顧客に提供する。たとえ彼らが延長サポート期限に達するまで「Extended Hotfix」サポートを支払わなくても。)
念のため読者がこれ以外のWindowsやOffice製品のサポート期限はどうなっているかと思っているなら、以下が主だった製品のサポート期限である。
(注意:謎めかした言い回しの期限については最善を尽くしてその算定を試みた。もし誤りがあれば、教えてください。):
- Windows 2000:無償サポートは2005年6月30日に終了。有償サポートは2010年7月13日に終了予定。Service Pack 3は2005年6月30日に廃止された。SPのリリースはもう予定されていない。
- Windows XP SP2:サービスパックは2010年7月13日に廃止予定。
- Windows XP SP3:サービスパックは(もし出るとすれば)SP4リリースの2年後または2014年4月のいずれか早いほうに廃止される予定。
- Windows Vista Business:無償サポートは2012年4月10日に終了。有償サポートは2017年4月11日に終了。
- Windows Vista SP1:サービスパックは(2009年4月に予期されている)SP2リリースの2年後に廃止の予定。したがって2011年4月となりそうだ(?)。
- Office 2003 SP3:サービスパックは(もしそれが出るなら。しかし疑わしい)SP4リリースの1年後または2014年8月のいずれか早いほうに廃止の予定。
- Office 2007:無償サポートは2012年4月12日に終了。有償サポートは2017年4月11日に終了。
- Office 2007 SP1:サービスパックはSP2が登場してから1年後に廃止の予定。したがって2010年4月となりそうだ(?)。
- Windows Server 2008:無償サポートは2013年9月7日に終了。有償サポートは2018年10月7日に終了。
4月は最終的なVista SP2とOffice 2007 SP2アップデートの予定日とも噂されている。このサポート時計はこれらがRTMされ次第、時を刻み始める。
Office 2007 SP2で予定されている新機能のなかには、以前に発表されたファイルフォーマットの変更が含まれる――とくにOpen Document Format(ODF)に対するサポート、Microsoft独自のXML Paper Specification(XPS)、そしてPDFに対するサポートである。SP2ではまた、Outlookのカレンダーの信頼性の向上とOutlookの全体的なパフォーマンスの改善;Excelのチャートメカニズムの改善;VisioでUMLモデルをXMI標準に準拠したXMLファイルにエクスポートする機能;そしてOfficeクライアントのサービスパックのためのアンインストールのツールが追加されると予想される。
Vista SP2では、Blu-RayメディアをネイティブコードでWindows Vistaに記録する新機能;よりシンプルなWiFi設定のためのWindows Connect Nowの追加;WRPアップグレードによるDRM問題に対するフィックス;Vista Feature Pack for Wireless;サイドバーガジェットに必要とされるリソースを削減する機能などが含まれると予想される。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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