亀山市の桜井義之市長は25日、市立医療センター(同市亀田町)の赤字削減を目的にした改革プランを発表した。
改革プランは、07年の総務省の「公立病院改革ガイドライン」通知に基づき、安定した経営下での医療行政の継続策などを作成・実施するのが目的。
市立医療センターで年度ごとに発生する赤字は、一般会計からの繰入金で単年度解消している。08年度の赤字は約5億円見込まれるが、09年度は約3億円削減して約2億円に抑える計画。
4月から実施する削減計画は、08年12月現在より看護師を5人減らし、医師6人、技師15人、看護師49人の体制にし、人件費や諸経費などで約1億4000万円を削減する。さらに100床あるベッドのうち、54床(08年度は50床)を稼働させるほか、透析患者の受け入れも8人増やして79人にして約7500万円の収益増で赤字を減らす。【大原隆】
〔三重版〕
毎日新聞 2009年3月26日 地方版