三笠フーズによる輸入汚染米の不正転売事件で、大阪地方検察庁は、冬木社長を不正競争防止法違反の罪で起訴しました。
三笠フーズの社長・冬木三男被告(73)は、農薬・メタミドホスに汚染された、中国産のもち米を混ぜた米粉を食用と偽り、山形県内のもち加工業者に転売した不正競争防止法違反の罪で起訴されました。
大阪府警などの合同捜査本部は、これまで三笠フーズが汚染米の転売で、利ざやを稼いでいたとみて、詐欺容疑での立件を目指していましたが、流通先の一部が、汚染米と認識して取引していたことがわかり、詐欺での立件は断念しました。
冬木被告らはすでに、九州の酒造会社6社に対する汚染米を食用と偽り、販売したとされる不正競争防止法違反の罪でも起訴されています。(24日02:39)