23日午後8時20分ごろ、名古屋市中区橘1の11階建てマンションで、男性会社員(47)が4階の自宅に帰宅したところ、玄関のドアに「硫化水素発生中。中に入るな。お父さんごめんなさい」などと書いた張り紙があるのを発見し、119番した。救急隊員らが室内を調べたところ、浴室で会社員の息子で高校2年の少年(17)が死亡しているのが見つかった。強い硫黄臭がしたほか、浴室にトイレ用洗剤などがあったことから、愛知県警中署は少年が硫化水素で自殺を図ったとみている。
この影響でマンションの住民58人が一時、避難した。【飯田和樹】
毎日新聞 2009年3月24日 1時54分