「チャイルドライン」開設を 教育関係者ら勉強会 2009/3/15 14:39
不安や悩みを抱える子どもからの電話にボランティアが応じる「チャイルドライン」を徳島県内でも開設しようと、子育てや教育団体関係者が勉強会を重ねている。地域の実情に詳しい住民が話を聞くことで子どもの健やかな成長を支え、寄せられた声を教育環境改善に生かすのが狙い。メンバーは運営組織の結成に向けた機運を高めるため、二十一日にフォーラムを開く。
勉強会に参加しているのは、CAPとくしまや子育て支援ネットワークとくしまなど十二団体の関係者ら十八人。「チャイルドライン支援センター」(東京)から昨年七月、開設への協力を求められたNPO・市民未来共社の島博司理事(57)=徳島市吉野本町=の呼び掛けで、九月から毎月一回、事業の概要や運営方法を学んできた。
チャイルドラインは一九七〇年代に北欧で生まれた。十八歳以下の子どもが対象で、電話で悩みや不安を話すことで心のつかえを取り除き、自信や意欲を取り戻してもらう。子どもは匿名で利用でき、ボランティアは相談に乗るのではなく、聞き役に徹するのが特徴。
日本では現在、三十五都道府県で六十五団体が活動しているが、四国では愛媛県にしかない。
島さんらによると、国内の利用件数は二〇〇七年度で十三万五千七件と年々増加。内容は性やいじめの悩みなど幅広い。県内からの利用も昨年十二月だけで九百三十四件に上るが、県外の団体が対応している。地元基地局があれば、命にかかわる虐待などの救済や、行政への働き掛けも迅速にできるという。
「業務を始めるには、電話を受けるボランティアの確保や研修など課題が多い」と島さん。現在は開設時期のめども立っていないが、まずはチャイルドラインの必要性を県民に知ってもらおうとフォーラム開催を決め、「とくしまチャイルドラインを考える会」を発足させた。
二十一日のフォーラムは、徳島市内のアスティとくしまで午後一時半から開く。支援センターの上野和子理事がチャイルドラインの概要を説明し、メンバーと意見交換する。入場無料。問い合わせは島さん<電090(1000)2587>。