アークエンジェルズ

「アーク・エンジェルズ」の活動の記録です。
奇跡を信じて・・・。
この数日、バタバタとし日誌の更新が出来なく、ご心配をお掛けしました事、お詫び致します。
3連休中、沢山のボランティアさんの応援で助かり、バザーの打ち合わせやパネル作成・パンフレット作成など事務作業が進めれました。

連休明けは、滋賀〜大阪を往復。
入院していたラハは退院し、ミモザも検査結果でクッシング症候群では無く、退院。
しかし、入れ替わりにボルが入院しました。

ちょっと嫌な咳をするな?と思っていた翌日、朝ごはんを食べずフラフラと部屋を出ました。
フードの粒がちょっと大きいのかも・・・と思い小粒に変えましたが食せず、レトルトだけとカロリーエースを出してみると完食。
その時はホッとした気持ちで、見守っていました。
その後、暫くして外に出る時にパタンと倒れ、スタッフが「ボルが倒れたーーー早くーーー」と叫び、慌てて行くと、自ら犬舎にスタスタと入って行ったので、???と。
先生に電話で症状を話、翌日から入院し検査を行って頂く事になりました。
早朝大阪に走り、検査結果で肺水腫と判り、治療を開始。
少し楽になっているようでしたが、まだまだ、予断は許せません。
大阪に向かう途中、休憩をとった時、ボルは笑っていました。
車の中で外の景色を眺めていました。

ボルは目立たない子でした。
毎日、世話をする私達は、ボルの優しさや利口さをとても判っていました。
ボランティアさん達は、日誌などでインパクトの強い「ラハ」や「コリン」等を知っているので、シェルターに来て下さると、ラハ達はよく声を掛けて頂いていました。
ボルを知らない方はたぶん大勢いらっしゃると思います。

ボルは、ほぼ全盲です。
福岡の繁殖屋は4〜5歳と言いましたが、どう見ても10歳前後の老犬でした。
おうちに入りたくなったら、意思表示がきちんと出来ました。
目が見えないせいか、柴達みんなと出すとボルは苛められていたので、いつもスタッフAちゃんが皆が入った後に遊んであげていたのです。
目が見えなくっても犬舎から「ボル〜入っておいで〜」と、呼ぶとまるで見えているかのように、上手に犬舎の自分の部屋に戻っていました。

本当に良い子でした。
暖かな家庭で過ごす事無く、本日朝9時空に帰って行ってしまったボル。
ごめんね・・・ボル。
苦しかったよね・・・。
もっともっと若くで助け出してあげていれば、もっと楽しい時間が過ごせたんだよね。
ごめんね・・・。

入院した時、先生からの説明で、「一生の投薬治療になります。」と、聞いた時私は、もぅずっと一緒に居ようと思いました。
苦しがらず、痛がらず、眠るように、この世とさよなら出来る事が出来ればと思いました。

先生も最善を尽くして下さいました。
感謝致します。

私達の家族だったボル。
半年間の生活だったけど、私達は一生ボルの事は忘れないです。

必ず回復して戻って来ると信じ、ボルのお部屋はそのままにしていました。
今日の朝ご飯も同じようにボルの食事の用意をしてしまいました。
「ボルはここへ戻って来てるよね」と皆で言い、ボルのご飯もお部屋に入れました。
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二度と帰る事のない主人の帰りを待っているお部屋が寂しいです。
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もう、苦しくないよね。
沢山食べて、思いっきり走ってね。
多くの優しさを教えてくれたボルに感謝します。
ありがとうボル。
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生まれ変わって来る時はあなたは必ず最愛の人の元へ導かれるでしょう・・・。

合掌。
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