岡山放送局

2009年3月26日 12時13分更新

息子の足指切った父親に実刑判決


おととし、岡山市の住宅で当時4歳の息子の足の指を切断したなどとして傷害の罪に問われている父親に対して、岡山地方裁判所は25日、懲役2年の実刑判決を言い渡しました。

起訴状によりますと、岡山市当新田の無職、長石学被告(39)はおととし9月、自宅で当時4歳の次男の左足の小指をはさみで切断し、全治およそ6週間の大けがを負わせたなどとして傷害の罪に問われています。

25日開かれた裁判で岡山地方裁判所の高山光明裁判官は「次男がおねしょをしたことに腹を立てて足の指を切断したもので、しつけとしては全く無意味で次男に恐怖感とトラウマを与えた」と指摘しました。

そして長石被告が犯行の前日にも火をつけたろうそくのろうを次男の顔や胸に垂らして全治およそ2週間のけがを負わせたことについて触れ、「被告人の刑事責任は重く厳しい態度で臨まなければならない。」として懲役2年の実刑判決を言い渡しました。