2009年3月26日 12時13分更新
去年9月、岡山市の男が知り合いの女性を殺害したとして殺人の罪に問われている事件で、裁判が始まるのを前に弁護側は、男には殺意がなかったとして争う姿勢を示しました。
この事件は去年9月、岡山市の近藤憲吾被告(25)が岡山市南古都の駐車場で、近くに住む知り合いの杉本文さん(当時24)を殴るなどしたうえ、海に投げ落として溺死させたとして殺人の罪に問われているものです。
この事件の裁判を前に、25日、検察側と弁護側が争点を整理する手続きが岡山地方裁判所で行われました。
裁判所などによりますとこのなかで弁護側は、近藤被告が杉本さんを殴った際に死ぬ危険性が高いとは思っておらず、殺意はなかったと主張し、争う姿勢を示したということです。
このため、検察側と弁護側は、殺意の有無を主な争点として裁判を進めていくことになりました。
近藤被告の裁判は来月14日に初公判が開かれ、判決は5月に言い渡される予定です。