2009年3月26日 12時13分更新
ことし1月、岡山市の住宅地で起きた地盤沈下について原因や対策を検討してきた専門家による調査委員会の最終の会合が開かれ、今後、再発防止に向け地盤の改良工事を行うことなどを柱とする提言をとりまとめました。
この問題は今年1月、岡山市万倍の住宅地で地面が最大30センチ程度沈下しているのが見つかったもので、岡山市では専門家などからなる調査委員会をもうけて、原因や対策などについて検討してきました。
最終となった25日の委員会では、地盤沈下が起きた原因について、地盤が弱かったため現場のマンホールが沈下し、下水道管に大きな負担がかかったこと、その結果、下水道管に亀裂が生じて周辺の土砂などが流れ込んだことだと最終的に結論づけました。
これを受けて委員会では、再発防止に向けた対策について協議し、地盤改良の工事を行い、マンホールのこれ以上の沈下を食い止めることや、下水道管自体の強度を高める補強工事を行うことなどの提言をとりまとめました。
岡山市ではこうした提言にそって今後、早急に対策を講じることにしています。