【検察と政治】
大久保秘書起訴、東京地検特捜部の大久保被告の起訴状要旨
●東京地裁に起訴
小沢一郎(おざわ・いちろう)民主党代表の公設第一秘書大久保隆規被告(47)の起訴状要旨は次の通り。
【虚偽記載】
小沢代表の資金管理団体「陸山会(りくざんかい)」の会計責任者で、民主党岩手県第4区総支部の献金受け入れ事務にも従事していたが、二〇〇六年までの四年間に陸山会が計二千百万円、4区総支部が計千四百万円の献金を西松建設から受けたのに、政治資金収支報告書には、同社のダミーとされる政治団体「新政治問題研究会」(新政研)や「未来産業研究会」(未来研)からの献金と虚偽の記載をした。
【企業献金など】
〇六年十月ごろ、新政研名義で陸山会の口座に百万円、新政研と未来研の名義で4区総支部の口座に計二百万円を受領し、西松建設からの違法な企業献金や第三者名義での献金を受けた。
●本誌編集長のコメント
「この裁判は小沢氏の秘書、政治資金管理団体会計責任者を裁く裁判だ。微罪、不当な時期の捜査不当は当たらない。政治と検察の関係、国民みんなでしっかり勉強して判断しよう」