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WBC:金監督、準優勝に悔しさあらわ

 「あまりにも悔しくて一睡もできなかった」

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)韓国代表の金寅植(キム・インシク)監督が、WBCで優勝できなかったことについて国民に謝罪した。国民は準優勝に満足し感謝を示しているが、金監督は優勝できなかったのが悔しかったようだ。

 金監督は25日午後11時30分、選手らと共に仁川空港に到着後に記者会見を行い、「最後があまりにも惜しかった。優勝して帰ってこなければならないと思っていた。イチローに安打を浴びて負けたのが悔しくて、昨日は一睡もできなかった」と、決勝戦で延長の末に敗れたことに対する悔しさをあらわにした。

 イチローに安打を浴びたことについては「姜珉鎬(カン・ミンホ)とヤン・サンムン投手コーチがサインを交換したが、その際にイチローを敬遠しなかったのが最後に悔やまれる」と話した。また決勝戦の主審についても「メジャーリーグの審判の中でストライクとボールの判定が最もひどい審判だった。高めの球はストライクと判定せず、岩隈の低めのボールくさい球をストライクと判定した」と不満げだった。

 だが、選手らに対しては「韓国の選手らは世界的な選手との対決では体力面で及ばないのは事実だが、相手に食らいつく粘り、いかにゲームをすべきかについては他チームの選手よりも勝っていると思う。パワーは劣るかもしれないが、メンタル面ははるかに上回っており、選球眼は世界的な選手がうちの選手から学ばなければならない」とたたえた。

 加えて韓国人選手の海外移籍について「今は大リーガーが一人しかいないが、今後は多くなると思うし、日本でも韓国人選手に大きな関心を示している」と前向きに評価した。

 韓国野球委員会(KBO)のユ・ヨング総裁は「韓国の選手は最高水準だが、選手層が厚くない。高校チームが50にすぎず、日本に6球場、米国に8球場あるドーム球場もない」と指摘した。

 この日ソウル・リベラ・ホテルに宿泊した韓国代表は26日正午、大統領府(青瓦台)で李明博(イ・ミョンバク)大統領との昼食会に臨む予定だ

仁川空港=シン・チャンボム記者

クォン・インハ記者

【ニュース特集】第2回ワールド・ベースボール・クラシック

スポーツ朝鮮/朝鮮日報日本語版
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