☆ね年…雁影が水田に映る、乱行なり。諸事乱れ易き故気を静めよ
☆うし年…急がず怠らずこつこつと歩めば心中無事なり
☆とら年…机上には書を多く積むべからず。心上に書物ありて名案百出の日
☆う年…深く眠り込めば何事も解らず。心の眼を覚まして大事を知る
☆たつ年…発奮して前進すれば目前の雲霧は開く。前途明るし
☆み年…一年は三百六十五日それは八千七百六十時間。無駄に過ごさぬように
☆うま年…大衆集まり来って静かに道の話を聞く。本日衆会に良好
☆ひつじ年…聞くは一時の恥知らざるは一生の恥。まず聞くことより学問は始まる
☆さる年…我は岸にあり君は舟にあり。両人心あれども思い叶わず
☆とり年…俗欲に染まれば離るること容易ならず、注意すべし
☆いぬ年…初献は丁寧三献は親しみ、九献は生酔い。何事も狎れすぎぬようにご用心
☆い年…生老病死の真実は男女貴賤を問わない
(松雲庵主)