日本中を沸かせた侍ジャパン。その連覇に貢献した、日向市出身の青木宣親選手が、ポジション別の優秀選手に選ばれました。世界が認めた青木選手に、県は、県民栄誉賞を贈ることを検討しており、現在、担当課で調整しています。WBCのポジション別優秀選手は、大会取材記者の投票によって選ばれたもので、侍ジャパンからは、MVPを獲得した松坂投手と、岩隈投手、それに青木選手の3人が選ばれました。侍ジャパンの不動の3番として活躍した青木選手は、WBC9試合で、3割2分4厘をマーク、日本の連覇に大きく貢献しました。連覇から一夜明け、青木選手など侍ジャパンのメンバーは、アメリカで会見に臨みました。(青木選手)「約1か月半本当に中身の濃い充実した日々を過ごすことができた」「このメンバーの一員になれたことを誇りに思う。世界の人々に野球の素晴らしさを伝えられたと思う」一方、県は、WBCで活躍した青木選手に、県民栄誉賞を贈ることを検討しています。(東国原知事(24日))「優勝したら2大会連続になるので、県民栄誉賞、当然視野に入ってくるでしょう」県民栄誉賞は、県民に希望と活力を与えたことに、顕著な功績があった人に贈られるもので、現在、担当課で調整しています。侍ジャパンのメンバーのうち国内組は、日本時間の25日夜、帰国する予定です。
タレントの田中義剛さんが社長を務める、北海道の花畑牧場が、県産マンゴーを使った新たな生キャラメルを、4月から発売することになりました。(花畑牧場・田中義剛さん)「行列のできるマンゴーキャラメルを演出したい」花畑牧場のマンゴー生キャラメルは、東国原知事と田中義剛さんが、タレント時代から知り合いだったことで実現しました。(田中義剛さん)「宮崎は何が良かったかというと、マンゴーとか日向夏とか、スイーツに合うものがあるんです。これは他県にはあまりない」花畑牧場が北海道以外で商品をつくるのは、今回が初めてで、売り上げの一部は、県に寄付されるということです。県庁で開かれた会見では、東国原知事が、生キャラメルの試作品を試食しました。(東国原知事)「食べた後に、マンゴーの香りが口の中でフワッとします。」マンゴー生キャラメルは、西米良村に本社がある米良食品が、パートナー企業として製造することにしていて、新たに100人の雇用を見込んでいます。花畑牧場と米良食品では、4月20日から工場を稼動し、25日からの販売を目指しています。一方、宮崎では、県産牛乳とマンゴーを使ったJA開発の生キャラメルが2月発売され、人気を集めています。人気を誇る花畑ブランドから、同じマンゴー生キャラメルが販売されることを、関係者はどう思っているのでしょうか?(JA宮崎経済連酪農課・甲斐憲一郎課長)「非常に喜んでおります。逆に相乗効果が生まれるんじゃないかと期待しているところです。どっちもどんどん売れていいんじゃないかと」JA宮崎経済連では、都農ワインの生キャラメルを、ブドウのシーズンが始まる7月までに発売するなど、新製品も計画しています。4月から発売される花畑牧場の生キャラメル。県内のキャラメル事情は、ますます加熱しそうです。
来年2月に任期満了を迎える宮崎市長選挙に、元佐土原町長の戸敷正氏が、前回に続き、立候補することを表明しました。(宮崎市長選に立候補表明・戸敷正氏)「ぜひとも活力ある宮崎市の創造に向けて努力し、その約束を果たし、みんなと素晴らしい宮崎をつくっていきたいと考えている」戸敷氏はこのように述べ、来年2月に任期満了を迎える宮崎市長選挙に、立候補することを表明しました。戸敷氏は、「現在の市政が、市民目線で行われているか疑問がある」として、住民主役の政治を実現したいと話しています。戸敷氏は、宮崎市出身の56歳、旧佐土原町長を2期務めた後、前回2006年の宮崎市長選挙に立候補し、現職の津村市長に、約1万票差で破れました。津村市長は、今のところ、次期市長選への態度を明らかにしておらず、立候補表明したのは、戸敷氏が1人目となります。
旅立ちの春です。県内ほとんどの小学校で、25日卒業式が行われました。このうち、日南市の山間部にある大窪小学校では、1人だけの卒業式がありました。卒業生は、田中晃仁くん12歳。在校生や保護者が見守る中、黒木朝子校長から卒業証書が手渡されました。これに対し、晃仁くんが、6年間の思い出や将来の夢を述べました。(田中晃仁くん)「中学校に入ったら、みんなに負けないよう一生懸命がんばりたい。将来の夢は大窪でみかん作りをして大窪のために役立ちたい」このあと、晃仁くんは、母親の美紀さんの席に出向き、感謝の気持ちを伝えました。(晃仁くん)「12年間育ててきてくれてありがとうございました」最後に、在校生が歌を贈って、晃仁くんの旅立ちを祝いました。今年度、県内では、約1万1700人の児童が、小学校を卒業します。
宮崎市と清武町が、知事に合併申請です。25日は、宮崎市の津村市長と、清武町の鐙町長が県庁を訪れ、東国原知事に、合併申請書を提出しました。合併の方法は、宮崎市への編入合併で、清武町に、5年間、合併特例区を設置することにしています。今後、県議会の議決などを経て、来年3月23日に、人口約40万人の新宮崎市が誕生することになります。
新卒者や離職者、それにUターン、Iターン希望者を対象にした、県の合同企業説明会が宮崎市で開かれています。会場の宮崎市のウェルシティ宮崎には、厳しい雇用情勢を反映し、午後1時半の説明会開始前から、多くの就職希望者が集まりました。25日の合同説明会には、幅広い就職支援を目的に、正規労働者採用予定の県内企業20社と、就職相談などにあたっている就職支援センター4社が参加。会場には、各ブースにあわせて450人の就職希望者が殺到し、厳しい雇用情勢の中での就職を目指して、真剣に説明などを聞いていました。(就職希望者は)(新卒女性)「営業職に興味があったので、来てみました」25日の説明会を受け、参加した各企業では、実際の採用へ向けて、これから個別に面談などを行うことになっています。
九州各県の特産物や、旬の味覚などを集めた春のうまいもん市が、25日から宮崎市で始まりました。この催しは、宮崎空港ビルが、毎年春と秋に開いているもので、会場の宮崎空港オアシス広場には、福岡や熊本など九州4県の30の業者が参加、各地の特産品約350点が即売されています。初日の25日は、熊本の馬刺しや鹿児島のさつま揚げといった、おなじみの名物のほか、宮崎獲れのちりめんや、これから旬の時期を迎える、完熟マンゴーなどの果物も販売されています。会場には、朝早くから多くの買い物客が訪れ、試食をするなどして、お気に入りの商品を買い求めていました。「春のうまいもん市」は、宮崎空港オアシス広場で、4月5日まで開かれています。
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