ハイリスクの妊婦に対応する「総合周産期母子医療センター」に指定されている東京・港区の愛育病院が、「当直体制が維持できない」として、東京都に指定の解除を打診していたことがわかりました。
愛育病院は、都内に9か所あるハイリスクの妊婦を24時間体制で受け入れる「総合周産期母子医療センター」に10年前から指定されています。
東京都によりますと、25日、愛育病院の院長が都を訪れ、「『総合周産期母子医療センター』の指定を解除してほしい」と打診したということです。愛育病院は理由として、「労働基準監督署から医師の勤務状況について是正を勧告され、当直体制が維持できなくなった」と説明したということです。
都の担当者は、「他の病院に比べて医師が足りないというわけではないので、もう一度精査してほしい」と話しています。
愛育病院は、2006年に秋篠宮妃紀子さまが悠仁さまを出産したことでも知られています。(26日00:34)