伊高級リゾート地の州知事、富裕層への税撤廃を提案
[ローマ 24日 ロイター] 高級リゾート地を多く抱えるイタリア南部サルデーニャ州の新知事が、超富裕層を対象にした税の撤廃を提案している。実現すれば、サルデーニャ島に別荘や自家用機を持つベルルスコーニ首相など、億万長者たちが優遇されることになる。
同島に停泊する豪華なヨットやプライベートジェットへの課税撤廃を打ち出しているウーゴ・カペラッチ州知事は、ベルルスコーニ首相の税務顧問の息子でもある。これらの税は、レナート・ソール前知事が導入したものだったが、富裕層を島から遠ざけ、観光産業へ悪影響を及ぼすと反対の声もあった。
カペラッチ知事は、環境が守られる程度に、同島の海岸線の建築規制も緩和するとみられている。
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