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【名古屋あのね話】難攻不落の名峰・喫茶「マウンテン」に挑む (1/4ページ)
このニュースのトピックス:食・グルメ
名古屋で生まれ育った知人が誘ってくれた。
「今度、山登りに行きましょう」
この街には簡単に入山できるものの、難攻不落の名峰が存在するのだ。登頂成功どころか、初心者はあっけなく遭難してしまう厳しい道のりだから、「単独登攀(とうはん)は避けた方がいい」という。
その名は「喫茶マウンテン」、通称「山」。喫茶店がしのぎを削る名古屋でも有名な店だ。
「どれだけのヤマなのか、とにかく行かないことには」と話す彼の案内で、平日の夕方、もうひとりの知人と3人で昭和区にある現場へ向かった。
地下鉄鶴舞線・いりなか駅、または地下鉄名城線・八事日赤駅からいずれも徒歩10分あまり。住宅街の真ん中に、クルマ20台ほどの駐車場を備えた山小屋風の威容が現れた。
入り口を入るとすぐ右手にオープンスペースの厨房(ちゅうぼう)があって、その前と奥に座席が60ほど並ぶ。すでに学生風の男性グループが3組ほど座っていた。