野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表に緊急招集された広島の栗原健太内野手(27)が21日、成田空港発の航空機で、米国との準決勝が行われる米ロサンゼルスに向けて出発した。現地時間21日に到着し、チームに合流する。
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村田修一内野手(28=横浜)が19日の2次ラウンド1組の1位決定戦、韓国戦で右太もも裏の肉離れでチームから離脱したことから、代表に呼ばれた。栗原は「村田さんがケガをしての交代なので複雑だが、呼ばれたからには日本のために一生懸命頑張る」と語った。
また、この日、村田がロサンゼルスから帰国。車いすに乗って成田空港の到着ロビーに姿を現した。「残念なのは残念。成功とは言えないが、やりきった感はある」と気丈に話し、日本代表には「自分のためにというより、日本のために頑張ってくれればいい」とエールを送った。
右太ももの状態については「違和感がある。検査を受けないとわからないが、筋肉が切れているようなので、(治るのに)1カ月はかかると思う」と語り、4月3日のシーズン開幕戦の出場は絶望的との見方を示した。【田中義郎】
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