自己犠牲の精神で同点二塁打 サムライJ・川崎
2009/03/12 10:35更新
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初球を完璧(かんぺき)にとらえた。2点を追う六回一死満塁。五回の守備から途中出場の川崎が、昨季メジャーで46試合に登板したジャイアンツのミラーの初球を右翼線へ運ぶ。同点に追いつく2点二塁打。直後に青木、城島の連続適時打も飛び出す5連打で一挙4点を奪った逆転劇の中で、侍ジャパンの“スーパーサブ”がしっかりと役割を果たした。
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記事本文の続き 日本代表に勢いを呼び込んだのも、川崎の直前の守備だった。五回二死から左前へ落ちそうな打球をジャンピングキャッチ。笑顔でベンチへ戻ると、自らチームメートへ走り寄って次々とハイタッチを交わした。
練習中から誰よりも大きな声を出すムードメーカーである。全体練習前の早出特打ちの常連で、本職の遊撃手だけでなく、守備固めの起用に備えて三塁でもノックを受ける。「自分の仕事を一生懸命やるだけです」と常に全力プレーがモットーだ。
前回大会は遊撃手のレギュラーだったが、今回は控え。1次ラウンドの出番は途中出場の1試合だけだった。それでも「ベンチの中にいてもチームの一員」と気持ちが腐ることはない。原監督は「彼の持つ雰囲気は、ムードメーカーという軽い言葉ではない。戦力として強く思っている」と評する。
八回にも好捕で併殺を完成させた背番号52。指揮官が好む自己犠牲の精神でベンチでは声を出し、出番がくれば結果を出す。選手層を厚くする存在は、頼もしい限りだ。(田中充)
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