第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝(日本5−3韓国、23日=日本時間24日、米・ロサンゼルス、ドジャースタジアム)日本代表が延長十回の末、5−3で北京五輪金メダルの宿敵、韓国代表を破り、前回大会に続き世界一に輝いた。大会MVPには松坂大輔投手(レッドソックス)が第1回大会に続き受賞した。
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韓国とは今大会5度目の対戦で、対戦成績は2勝2敗と五分。日本は城島健司捕手(マリナーズ)を4番に起用、村田修一(横浜)の故障で緊急招集された栗原健太内野手(広島)を「7番・指名打者」で先発と大幅にスタメンを組み替えて臨んだ。
日本は岩隈久志(楽天)、韓国は左腕、奉重根が先発し、序盤は投手戦。先制したのは日本だった。三回、先頭の中島裕之(西武)が遊撃内野安打で出塁。続く青木も二失で出塁し無死一、二塁に。城島が三ゴロに倒れ一死一、三塁となり続く5番小笠原道大(巨人)がしぶとく右前適時打を放ち日本が先制した。安定感抜群の投球を見せていた岩隈は四回まで韓国打線を1安打に抑えていたが、五回に秋信守(インディアンス)にソロ本塁打を浴び、同点に追いつかれる。
日本は七回、先頭の片岡易之(西武)が左前打で出塁すると初球に盗塁を決め、イチロー(マリナーズ)が絶妙なバント安打で無死一、三塁のチャンスから中島が勝ち越しとなる左前打を放った。八回にも岩村明憲(レイズ)の犠飛で1点を追加した。
先発の岩隈は7回2/3を4安打2失点と好投しリリーフした杉内俊哉(ソフトバンク)もピンチをしのいた。
しかし、九回、マウンドに上がったダルビッシュ有(日本ハム)が二死一、二塁から李机浩に左前適時打を打たれ同点とされ延長戦に突入した。
十回、日本は二死二、三塁からイチローが守護神・林昌勇(ヤクルト)から中前へ2点適時打を放ち韓国を振り切った。
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