2大会連続の最優秀選手(MVP)に輝いた松坂大輔投手(レッドソックス)は、第1回大会を制した後は「なかなか気持ちが上がらなかった」というが、「1カ月間、こんなに楽しくなるとは思わなかった。試合を重ねるにつれ、チームはまとまってきた」と振り返った。
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投手13人では、32歳の渡辺(ロッテ)に次ぎ、藤川(阪神)、杉内(ソフトバンク)とともに2番目に年長の28歳。記者会見でチーム最年少20歳の田中(楽天)が「素晴らしい先輩に囲まれた。次は(松坂の背番号で楽天のユニホームと同じ)18番を付けられるよう頑張ります」と話すと、会見後、松坂が報道陣に「ずっと前から(18番は)渡さない、と言ってますから」と先輩の意地をのぞかせる場面もあった。
松坂はレッドソックスのキャンプ地フォートマイヤーズ(フロリダ州)に向かう。日本に帰国する選手と握手をして別れのあいさつをしたが、「名残惜しくなる」とバスは見送らなかったという。【村田隆和】
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