喜びを語る原監督。その姿は日本を世界一に導いた指揮官としての誇りに溢れていた【スポーツナビ】 |
第2回ワールドベースボールクラシック(WBC)で大会連覇を達成した日本代表が25日、米国から帰国し、千葉県成田市内のホテルで記者会見を行った。チームを連覇に導いた原辰徳監督は「世界一になって日本に戻ってくることができました」と優勝を報告。ともに戦った選手を「それぞれが覚悟と潔さを持って戦い、気力、粘りという『日本力』を見せつけてくれた」とたたえ、「監督として世界一になれたことを誇りに思う」と誇らしげに語った。
決勝ラウンドでは抑えとして登板したダルビッシュ有は、マウンドで迎えた優勝の瞬間を「無我夢中だったが、三振を取ってすぐ優勝の実感がわいた」と振り返った。また、決勝の韓国戦での好投をはじめ、大会最多の20イニングを投げ、防御率1.35と安定した成績を残した岩隈久志は「自分のピッチングをしたいと思って投げた。自信を持って投げた結果、いい経験ができた」と晴れやかな表情を浮かべた。
野手陣では、全9試合に3番で先発出場し、イチローと並び大会最多の12安打を放った青木宣親が「世界一になれて、個人的にもいい成績を残せてうれしい」と充実感を漂わせた。また、けがのため2次ラウンドでチームを離脱した村田修一も会見に出席し、原監督から直接金メダルをかけられ「重たい」とひと言。「最後まで戦いたかったが、全力を尽くした結果なので悔いはない」と心境を述べた。
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