<韓国・日本>4回、中安打を放つも、緒方一塁コーチとトレーナーに担がれベンチにさがる村田修一 |
【WBC 日本6―2韓国】右の主砲がまさかの離脱だ。村田が4回、中前打を放って一塁へ向かう際に右大腿部裏側を痛めて退場。アイシング治療の後、球場内の施設で検査を受けた結果「肉離れ」と判明した。原監督は「村田は重症。プレーできる状態ではない」と代表候補選手だった広島・栗原との入れ替えを決断した。
村田は試合途中でチームとは別に車でロサンゼルスに移動。早ければきょうにも帰国するもようで、広報を通じて「体を張って日本のために全力を尽くしました。あとはみんなに頑張ってもらいたい」とコメント。代表離脱だけでなく2週間後に迫っているシーズン開幕も絶望となった。
村田は東京ラウンドで2本塁打を放ち、この日の2回の第1打席でも中前打。ここまで大会通算で打率・385の好成績を残していた。それだけに侍ジャパンにとっては痛いアクシデント。試合中、原監督は本人に「素晴らしい戦いざまだった。だが、われわれにはまだ目標としているものがある」と伝え、村田は「悔しいです…」と答えたという。緊急招集する栗原について原監督は「村田の役割を果たし得るのは栗原以外にいない、と選択した」と説明した。
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