2009年3月25日 14時18分更新
筑波大学が医師を派遣して診療などを担当する地域医療教育センターが来月から水戸市の水戸協同病院に開設されるのを前に、記念の式典が開かれました。
筑波大学は、医師が不足している地域の医療の充実や、学生の育成などを目的に来月から、水戸市の水戸協同病院に、医師を派遣して、「水戸地域医療教育センター」を開設し、診療などにあたることにしています。
きょうは、センターの開設を前に記念の式典が開かれ、水戸協同病院の平野篤院長が「地域住民や市民それに県民のためのセンターを開設することを宣言します」とあいさつしました。
そして、大学や病院などの関係者によって、病院の入り口に掲げられた看板の幕が取り払われました。センターには、筑波大学から医師11人が派遣され、消化器外科や呼吸器内科などの診療にあたるほか、筑波大学の学生の教育や、研修医の受け入れなども担当します。病院側はセンターの設置により、派遣される医師も含めて医師の数がこれまでの2倍の人数になり、医療体制が充実されるということです。
筑波大学付属病院水戸地域医療教育センターの渡邉重行センター長は「初期医療から高度医療まで幅の広い医療を提供するとともに、そうした医療に対応できる人材を育成していきたい」と話していました。