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国立大の病院組織が民間病院に

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 筑波大附属病院が4月に水戸市内の水戸協同病院にオープンする臨床教育・研修施設「筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター」の開所式が3月24日、水戸協同病院などで行われた。関係者が出席した除幕式では、同病院の平野篤院長が「地域住民のため、水戸市民のため、そして県民のためのセンター開設を宣言する」とあいさつし、病院玄関の真新しい看板を覆っていた幕を開けた。同大によると、国立大の病院組織を民間病院内に設置するのは「全国初」という。

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 地域医療の発展や臨床研修の充実を図ろうと、筑波大は昨年11月、水戸協同病院を運営する茨城県厚生農業協同組合連合会と連携協定を締結。同センターの設置で研修医を呼び込み、医師不足の解消にもつなげたい考えだ。
 同センターでは学生や研修医を対象に、プライマリーケアに重点を置いた臨床教育や研修を実施。同大の教員のほか、聖路加国際病院や茨城県立中央病院など外部の医師5人を含む11人が、4月から筑波大の職員として5年間、指導などに当たる。大学病院の教員の中に外部の医師が加わる利点について、筑波大附属病院の山田信博院長は「大学の先生たちの専門分野に加え、プライマリーケアも一緒に勉強できるという点がメリットだと思う」と話す。

 もちろん、研修医や中堅医師の育成も職員の大切な仕事だ。山田院長は、「茨城はもともと人口当たりの医師数が少ないので、今の若い人たちが望むような医療、教育体制を構築することで、もっと県外から医師が入ってほしい。それによって、茨城の医師数の増加に貢献できればと思っている」と意気込んでいる。


更新:2009/03/24 21:08   キャリアブレイン

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