(CNN) インドネシア東部のコモド国立公園で、無断で果物を採取していた漁師の32歳男性が、コモドオオトカゲに襲われて失血死した。国立公園当局者が24日、明らかにした。
亡くなったのはムハマド・アンワルさんで、襲われた後に仲間の漁師が近くのフローレス島の病院に運んだが、死亡が確認された。
コモドオオトカゲは世界で最も重いトカゲと知られる。体長は最大で3メートルにまで成長する。希少動物で、野生における現在の生息場所はインドネシアのコモド島ならびにその近辺のみとなっている。
当局者によると、国立公園内にはコモドオオトカゲが生息しており、一般人の立ち入りは禁止されているという。アンワルさんらは、果物のバンレイシを取りに、公園内に入っていた。
コモドオオトカゲが人間を襲うことは滅多にない。しかし、今年2月には公演当局者が襲われて負傷したほか、2007年には8歳の少年が襲われて死亡している。