２４日に起訴された小沢代表の公設第一秘書は、献金を受けた政治団体は後援会のような組織で、実態がダミーだとは分からなかったと供述していることが、関係者の話で新たにわかりました。

　この事件は、民主党の小沢一郎代表の公設第一秘書、大久保隆規被告（４７）らが、準大手ゼネコン西松建設から違法に献金を受け取り、収支報告書に３５００万円のウソの記載をした政治資金規正法違反の罪で起訴されたものです。

　これまでの調べに大久保被告は、献金は西松建設ではなく政治団体から受けたもので、収支報告書にウソの記載はしていないと供述していました。

　さらに最近では、実際には政治団体は後援会のような組織で、ダミー団体とは分からなかったと供述していることが、関係者の話で新たにわかりました。

　東京地検特捜部は、大久保被告が違法献金と知ってウソの記載をしたとみて、引き続き裏付け捜査を進めています。（25日11:23）