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【長野】増収、経費削減へ公立病院改革プラン 県医療審が概要説明2009年3月25日
県医療審議会が24日県庁であり、経営の効率化など公立病院が策定している改革プランの概要について説明があった。医師確保による増収や、経費の削減などを検討している病院が多かった。 医療政策課は、県内の公立25病院のうち、2007年度は19病院が赤字だったと説明。医師不足などで人件費が上昇し、単年度赤字額は5年前に比べて3倍の計50億円に膨らんでいる実態を示した。 市町村課によると、3月末までに改革プランの策定を予定しているのは23の公立病院。黒字化目標年度は11年度が11病院と最多だった。 増収策として医師確保を挙げたのは21病院。患者数や単価の増加は17病院が挙げた。請求漏れの防止や未収金の縮減など着実な徴収に取り組む病院が16あった。 経費削減策では、後発医薬品の使用率向上、医薬品などの調達方法の見直しが半数以上で取り組む。民間委託の推進が9病院、職員数の削減が7病院あったが、給与費の1定率のカットや年功序列制度、諸手当の見直しなどは2−4病院にとどまった。 (栗山真寛)
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