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J1戦、敵サポーターを「山形ファン」に

2009年03月24日

モンテディオ山形の本拠戦に訪れるアウェーサポーターを「山形ファン」にしようと、県観光物産協会は、NDスタにブースを出展、天童温泉協同組合は観戦者への宿泊割引を始めた。来月下旬には車で多くの来場者が見込まれる鹿島戦もある。関係者は、観光客開拓の好機と期待している。

 J1では、浦和やFC東京を中心に敵地にサポーターが大挙するクラブも多い。荘銀総研(山形市)が昨季、J2本拠戦でアウェーサポーターを対象に実施したアンケートでは、ほとんどが日帰りで、お土産も「福島や宮城の高速道のサービスエリアで買う」という意見が多かった。

 そこで、県観光物産協会は今季、試合開催に合わせて、NDスタ入り口付近に観光情報、中央広場には土産販売のブースを出している。「首都圏だけでなく、名古屋や関西、九州の人にも山形に興味をもってもらえる絶好機」ととらえる。

 J1は土曜夕の試合が多いのも魅力だ。「『天地人』や『おくりびと』と絡めれば、宿泊にもつながるのではないか。天童は庄内、置賜の中間にあるのも強み」と、同協会の本沢邦広観光部長は自信を見せる。今後は飛び込み客に対応した宿のあっせんや本拠戦と絡めたツアーも提案したいという。

 天童市の天童温泉協同組合は、市内11施設で観戦チケットの半券を見せれば、宿泊料金の15%(カード支払いは12%)引きを実施。同組合は「ホテルから小さな旅館まで、様々なニーズに応えられる。家族連れにもお勧めですよ」とアピールする。割引は観戦者全員が対象。「県内でも遠方や、周辺県からのお客さんも大歓迎」と意気込んでいる。

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