宮崎キャンプから始まった、WBCワールドベースボールクラシック。侍ジャパンは、延長戦の末、5対3で、宿敵・韓国を破り、WBC連覇を達成しました。キャンプ地・宮崎からも熱い声援が送られました。WBC連覇に向け、24日が最後の戦いとなる侍ジャパン。決勝の相手は、今大会5度目の対戦となる韓国です。世紀の一戦を見逃すまいと、キャンプ地・宮崎のファンも熱い声援を送ります。この試合、3回に先制した日本は、5回、ノーアウト1塁から、3番・青木!ライト前ヒットでチャンスを広げます。しかし後続が倒れ、チャンスを生かすことができません。そのウラ、韓国に同点に追いつかれた日本。しかし7回と8回に、1点ずつをあげ、試合を優位に進めます。そして、日本1点リードで迎えた最終回、3番手ダルビッシュが、2アウトから同点打を浴び、延長戦に突入します。そして延長10回、内川と岩村のヒットなどで2アウト1・3塁と勝ち越しのチャンス。ここでバッターは、チームリーダーのイチロー!カウントは、2ストライク、2ボール!(センター前2点タイムリー)イチロー、この日4本目となるヒットで2人が返り、日本、再び勝ち越します!その裏、ダルビッシュは、韓国打線を封じ、最後は、三振でゲームセット!日本は、延長10回、5対3で韓国を破り、WBC2連覇を果たしました。(青木選手祖父・米田藤義さん)「いやぁ、満足ですよ。こういう立派な優勝戦はちょっと見られない」「あれで十分!あれ(青木選手)もよくやってくれた」(青木選手祖母・米田芳子さん)「よくがんばったね、ありがとうという言葉しかありません」(宮崎)「おめでとうございます!すごく嬉しいです。自分が(プレー)した気分ですごく興奮しています」「(青木選手は)世界の3番ですね。世界に認められたですね。二度も敬遠されてほんとの世界の3番になったと思います」(原監督)「侍たちがそろって世界の兵を相手に堂々と戦って勝利したというのは非常に価値がありますね、あとファンのみなさまと喜びを分かち合えるのは野球界にとっても日本にとっても非常に良かったと思います」(イチロー)「苦しさから辛さになって辛さを越えたら今度は痛みがきて、心がね、でも最終的にこうやってみんなで笑顔になれたことを日本のファンの人たちに笑顔が届けられたこと最高です。球場に来て下さったみなさんも、日本からの視線も全ての方に感謝したいです」
宮崎市の廃棄物処理施設、「エコクリーンプラザみやざき」の問題です。県は、県環境整備公社の告訴が受理されたことを受け、元役職員に対する告発を、当面、見送る考えを明らかにしました。「エコクリーンプラザみやざき」の施設破損問題をめぐっては、3月16日、県環境整備公社が、2005年度当時の役職員を、背任の疑いで警察に告訴し、翌日、受理されました。この問題について、東国原知事は、2月、県として告発する考えを示していましたが、24日の定例会見で、告発を、当面見送る考えを明らかにしました。(東国原知事)「今回、告訴が受理されたということで告発の目的、つまり捜査を求めるという目的は達成されたのではないかと思う。ですから当面は、県警の厳正で適正な捜査を注視したい」また、東国原知事は、補強工事の費用を県と市町村が半分ずつ立て替える案に、宮崎市と清武町が反対していることについて、早急に、理解を求めていく考えを示しました。(東国原知事)「(宮崎市は)早めに判断していただいて、立て替えに応じていただければありがたいと思っております」このほか、宮崎市が、公社に派遣している職員を順次、引き上げる方針を示していることについても、東国原知事は、市の職員が引き上げると、運営に重大な支障をきたすとして、「引き上げないでほしい」と述べました。
東国原知事は、24日の定例会見の中で、景気の後退や入札制度改革の影響で、厳しい経営が続いている建設業界に配慮しようと、公共工事の最低制限価格を、4月から引き上げることを明らかにしました。それによりますと、県が発注する建設工事の最低制限価格は、現在、予定価格の80%から85%の間としていますが、4月以降、85%から90%の間に引き上げられるということです。また、最低制限価格付近に入札が集中することや、くじでの落札を防ごうと、最低制限価格の基準となる値に、ランダムな金額を加える新たな制度も導入します。県発注の公共事業の平均落札率は、昨年度83.3%と、九州8県の中で、最も低い水準だったこともあり、建設業界などから、最低制限価格の引き上げを求める声が上がっていました。
3年前、大規模な地すべりが発生し、う回路による通行が続いていた串間市の国道448号線で、このほど、バイパスが完成し、24日、現地で開通式が行われました。都井岬に続く、串間市大納地区の国道448号線は、3年前に台風や大雨の影響で大規模な地すべりが発生、その後、う回路が設けられたものの、住民の生活や観光客の足に不便をきたしていました。このため、県は、おととし1月から、総事業費約18億円をかけて、内陸部を通る小崎バイパスの建設工事を進めてきましたが、このほど完成し、24日、現地で開通式が行われました。開通式には、関係者や地元住民ら約100人が参加し、テープカットをして完成を祝いました。完成したバイパスは、幅5.5メートルの片側一車線で、総延長は、トンネルを含め、1040メートルとなっています。(大納地区・松下広幸区長)「通行止めで陸の孤島となり、大変困っていた。開通でき本当にうれしい」(都井岬観光ホテル・山下久夫支配人)「通行止めで宿泊、日帰り客が激減した。開通することでこれから春の行楽シーズンにむけ、たくさんのお客を期待している」被災直後の都井岬の観光客数は、前の年の7分の1に減少しており、地元、観光業界は、バイパスの完成で、集客力アップにも期待を寄せています。
旅立ちの春です。宮崎大学の卒業式が、24日宮崎市で行われ、約1300人が学び舎を後にしました。シーガイアサミットホールで行われた卒業式には、4つの学部の卒業生と大学院の修了生、あわせて1300人が出席しました。式では、住吉昭信学長が、それぞれの代表に、卒業証書と修了証書を手渡した後、卒業生を代表して、教育文化学部の福島三暁さんが、答辞を述べました。(福島三暁さん)「それぞれが夢を語り、理想を高く夢を実現しようと努力し、励ましあった日々は、決して忘れることのできない思い出であり、私の財産です」この後、合唱部の学生が、卒業生たちに大学の歌を贈りました。(卒業生は)「サークルの活動で友達と力を合わせて学祭で出店したことが、一番記憶に残ってます」「社会人としてこれからやっていかないといけないので、緊張というか、責任が大きいなと思います」「不況とか社会状態が悪いとか言われてますけど、そんなの吹き飛ばしてやるぐらいの気持ちで、僕らはフレッシュマンとして頑張っていきたい」宮崎大学の4年生の就職内定率は、94パーセントとなっています。
東国原知事がマニフェストに掲げている、「県外からの100世帯移住」が、2月末で、達成したことがわかりました。県によりますと、県や市町村が支援した移住世帯の数は、東国原知事が就任した2007年1月から、2月末までの2年2か月間で、100世帯に達したということです。県では、東京や福岡といった大都市で、東国原知事が参加した移住セミナーを開いたり、移住体験ツアーを企画するなど、マニフェストの実現に向け、積極的に取り組んできました。県によりますと、移住した100世帯のうち、約半数は単身世帯で、約4割が、関東からの移住だということです。2年2か月間でマニフェストを達成したことについて、東国原知事は、「思ったよりも早かった。これで終わりではなく、新たな目標を立てて取り組みを続けていきたい」と話しています。
会社を経営しているように装い、知人の女性から、現金を騙し取ったとして、住所不定・無職の齊藤佐知子被告が、詐欺の罪で起訴されました。齊藤被告は、今年1月、健康器具の販売会社を経営しているように装って、宮崎市に住む当時60歳の知人の女性に、「健康器具の売れ行きが良い、スポンサーにならないか」と持ちかけ、事業資金名目で、300万円を騙し取ったものです。調べに対し、齊藤被告は、「借金を返すためにやった」と犯行を認めているということです。同じような被害の相談は、約90件、被害総額は、約1億円に上っているということで、警察で裏付け捜査を進めています。
北郷町、南郷町との合併を前に、日南市で、閉市記念式典がありました。市の文化センターであった24日の式典では、ふるさとの自然や産業などがスクリーンに映し出された後、谷口義幸市長が、「多くの先輩方の功績を基に、未来を更に発展させたい」と、あいさつしました。そして、市民コーラスグループが、市の歌を斉唱しました。最後に、市民が見守る中で、市の旗が降ろされ、日南市の59年の歴史が幕を閉じました。3月30日には、県南1市2町が合併して、人口約5万9500人の新日南市が誕生します。
県の水産物ブランドに2品が加わり、宮崎市で認定書が交付されました。新たに認定されたのは、「宮崎焼酎のもろみ漬け」と、「宮崎一口あわび‘浦の恵’」です。「宮崎焼酎のもろみ漬け」は、焼酎かすと県産のシイラを組み合わせた加工品で、風味豊かで焼酎かすの再利用につなげたことが、評価されました。また、養殖あわびの「宮崎一口あわび‘浦の恵」は、柔らかな食感で、安定した量を提供できるのが特徴です。今回の認定で、宮崎の水産物ブランドは、8品となりました。
新鮮な海の幸、山の幸を集めた「楠並木KONNE市」が、県庁楠並木通りで始まりました。会場には、県内22の市町村から水産加工品や農産物など、約500点が即売されています。また、日南名物・おび天の実演販売も行われ、買い物客が味見をするなどして、買い求めていました。楠並木KONNE市は、3月27日まで開かれます。
24日早朝、宮崎市で横断歩道を渡っていた男性が、乗用車にはねられ、死亡しました。事故があったのは、宮崎市小松の県道交差点で、24日午前5時50分ごろ、横断歩道を歩いて渡っていた近くの無職、古川和実さん、76歳が、国富町の男性の運転する普通乗用車にはねられました。この事故で、古川さんが全身を強く打ち、約2時間後に死亡しました。現場は、見通しの良い交差点で、警察で事故の原因などを調べています。
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