うつ病や自殺を取り巻く現状を報告し、対策法を探るパネルディスカッション「うつ病・自殺・格差社会」(リテラジャパン、ファイザー主催、毎日新聞社など協力)が17日、東京都千代田区の毎日ホールで開かれ、約100人が議論に耳を傾けた。
精神科医の神庭重信・九州大大学院教授がうつ病の実態を報告。続いて、自殺対策支援センター「ライフリンク」の清水康之代表が「自殺問題の捉(とら)え方」と題して講演した。
その後、評論家の宮崎哲弥氏やジャーナリストの堤未果氏、毎日新聞社会部の東海林智記者らがパネリストを務め、自殺を巡る諸外国の現状、過労と職場でのいじめを苦にした自殺の実例を挙げ、自殺対策のあり方を探った。
毎日新聞 2009年3月18日 東京朝刊