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塩尻の高2男子自殺:「複合諸要因の結果」 田川高が報告書 /長野

 塩尻市の田川高(唐沢敏校長)内で昨年3月、2年生の男子生徒(当時17歳)が自殺した問題で、同校は17日、報告書を発表した。補習課題が達成困難で進級を絶望視した▽1年生時、携帯サイト掲示板に生徒を中傷する書き込みがあった▽教師間の情報共有が十分でなかった--など「複合諸要因の結果」と判断した。

 報告書は同校と県教委が設置した調査委が作成した。進級のための課題について唐沢校長は「過重ではなかったか」と認めた。また、報告書は、携帯サイトの「ウザイ」「キモイ」などの書き込みを機に、生徒が「抑うつ性気分障害となった」としたが、自殺との直接的な因果関係は認めていない。

 唐沢校長は「生徒の命を守れず忸怩(じくじ)たる思いだ。深くおわびする」と謝罪し、再発防止に努める考えを示した。【光田宗義】

毎日新聞 2009年3月18日 地方版

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