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最終更新:2009年3月25日(水) 0時43分

秘書起訴、検察側が強調する意義とは

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 続投宣言で、小沢代表側は検察の描く事件の構図にあくまで対決する姿勢を示したことになります。対する検察側ですが、異例との指摘も受けた政治資金規正法での秘書逮捕・起訴に踏み切った背景には、どのような考えがあったのでしょうか。

 「過去の例をみましても、この種の問題につきまして逮捕、強制捜査、起訴という事例は記憶にありません。私としては合点がいかない、納得がいかない」(民主党・小沢一郎代表)

 検察批判を展開した小沢代表。秘書の逮捕直後からつきまとうのは「国策捜査」という指摘です。

 東京地検の谷川恒太次席検事が24日、異例のコメントを発表しました。
 「特定の建設業者から長年の資金提供を受けてきたことを、国民の目から覆っていたということにほかならず、看過できない」

 検察は当初、小沢氏本人からの参考人聴取を慎重に検討していました。

 しかし――
 「いまだ地検から何の連絡も受けていません」(民主党・小沢一郎代表〔17日〕)

 先週、最高検察庁などと協議した地検は、当面の間、聴取を行わないことを確認しました。

 「西松建設からの献金とは知らなかった」と否認する大久保隆規被告ですが、検察は小沢氏本人から聴取しなくても立件できると判断したからです。

 「我々は十分な証拠を持っている。秘書が否認しても公判の維持は問題ない」(検察幹部)

 大久保被告を知る元建設業者は――
 「(Q.どんな印象?)かなり疲れている様子でしたし。夜遅くまで歩いていましたし。雑用一般みたいな感じでしたよね。小沢先生の活動に対しては、一つの“観”を持って見ていた。自分自身も秘書としてではなく政治家として、小沢先生の方針に陶酔していたと思いますよ」(大久保被告を知る元建設業者)

 また、小沢事務所の内情を知る人物は指摘します
 「それにしても、今回の献金額は大きい。ただ、秘書は断片的なことを聞かされているだけで、全ぼうを知っているのは小沢氏本人のみ。すべての流れを一人の秘書に教えないのが彼のやり方だ」(小沢氏を知る人物)

 衆院選挙を年内に控えた中での今回の立件。検察幹部はその意義を強調します。

 「法の網をかいくぐり多額の違法な献金を受け取っていた事実を、ただせたのは大きな意義がある。刑罰は最高で禁固5年、形式犯なんて言えないだろう」(検察幹部)

 今後、西松建設から献金などを受けたほかの議員についても調べを進めるのか、それとも捜査は終結に向かうのでしょうか。検察の動きが注目されます。(24日23:26)



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