台湾の動物園、パンダの人気が失速
[台北 23日 ロイター] 中国からパンダがやって来て2カ月が経ち、台湾の人々は既にパンダへの興味を失いつつあるようだ。パンダを目的に動物園を訪れる人が減少している。
台北動物園によると、パンダ目当ての来場者数は平日が1日当たり1000人、休日は同5000─8000人と、ピーク時の同1万4000─1万9000人から減少。当初は1日当たり3万─9万人が訪れると予想されていた。
同動物園の関係者と来場者は、こうしたパンダ人気の伸び悩みの理由について、パンダに対する限られた興味のほか、人ごみを敬遠する心理や悪天候、学校の休みがなかったことなどを挙げた。
中国から寄贈された2頭のパンダ、「団団(トアントアン)」と「円円(ユエンユエン)」は1月26日から一般公開されている。
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