直美が父親と会うのを見て、うらやましく思う香菜子はまたしても普通の家庭に育ちたかった、と由起子にこぼす。自分は普通の幸せな結婚をセレブの男性としてみせる、と言い切る香菜子に由起子は言葉を無くす。
その頃直美は、父親といる安心感を覚えながら、何を話していいのか分らず戸惑ってしまう。和子もいまさら"家族ごっこ""親子ごっこ"をしたがる稲村を持て余し気味だ。
由起子は亡くなった父親に関心を持つ香菜子に、忠雅の写真を初めて見せる。結婚はしなかったものの、自分たちがどんなに愛し合っていたか、香菜子に話して聞かせる由起子。香菜子は感動して涙があふれるが、それでも父は結婚をしたかったに違いない、と推測するのだった。
翌日、震五郎が14回目のお見合いに行く。相手は保育士をしているさつきだ。何事も正論を押し通そうとするさつきに震五郎は戸惑うが、それでも次に繋げようと、再会を希望する。
香菜子は、由起子の忠告を無視して、克敏とのデートに出かけていく。話が合うことに気を良くした香菜子は亡き父の写真を見せる。どこかあなたに似ている、と克敏を見つめる香菜子だ。
デートの帰り、「香菜子が好きだ」と囁かれ、嬉しくなる香菜子。克敏の情熱的なキスにうっとりと酔いしれる。
年が明け、香菜子は克敏との交際を和花枝や直美に報告。二人に後押しされた香菜子は、由起子が何と言おうと、克敏とゴールインしてみせる、と意気込む。3人は「結婚同盟五カ条」に、決意の手形を押す。
一方、小百合はこの頃、圭子の元気がないことが気になっていた。