笹川スポーツ財団が24日、スポーツライフに関する調査結果を発表し、テレビによるスポーツ観戦でサッカー日本代表試合の観戦率が大幅に低下していた。
過去1年間、テレビでスポーツ観戦したと答えた人に、観戦したスポーツを聞いたところ、プロ野球が66・8%と最も多く、次いで高校野球の57・4%、3位はマラソン・駅伝の54・4%だった。2006年調査で60・9%(2位)だったサッカー日本代表試合は40・3%(5位)と大幅に減少。特に女性の観戦率が57・1%から32%に減り、女性離れが顕著だった。プロ野球は実際に観戦に行った直接観戦率も1位で、06年調査の15・2%から17・3%に増加した。
また今後最も行いたいスポーツでは、ジョギング・マラソンが06年調査の29位から10位に上昇。また過去1年間にジョギング・マラソンを行った男性は06年調査の8・1%から10%に増加。女性は4%から4・6%の増加にとどまっていた。
好きなスポーツ選手では、イチロー(野球)が17・5%でトップ。次いで松井秀喜(野球)の5・4%で、サッカー選手では中村俊輔の5位(2・5%)が最高だった。
調査は92年から2年ごとに実施されており、全国の満20歳以上の男女2000人が対象で、今回の結果は昨年5月30日〜6月25日に調査が行われた。
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